Skill No.108Address
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親分関係MX SRWMX Neo

+第55話・約束の地+

<メディウス・ロクス(第三形態)撃墜>
AI1
「…………」
ハーリー
「目標、沈黙しました!」
ミサト
「やったの!?」
アクア
「い、いえ! まだ高エネルギー反応が!!」
(闇に包まれ、更なる変異を遂げるメディウス)
銀河
「な、何だ、ありゃ!?」
ジョルジュ
「やはり、ラズムナニウムで自己修復を!?」
ロム
「だが、あの姿は…!!」
リョーコ
「人型でも、さっきの化け物でもねえ…!!」
アクア
「こ、こんな…!!」
ルー
「何かわかるの!?」
アクア
「あ、あれは…メディウスのコア部分…! AI1が収容された…!!」
一矢
「何だって!?」
アクア
「コ、コア部分のみがさらに巨大化してる…!!」
マサト
「じゃあ、あれはAI1そのものなんですか!?」
アクア
「そうよ…! でも、あれはあくまでも人工知能…それ単体で活動するなんて!!」
ユキナ
「エ、エネルギー反応数値、どんどん上がっていきます!」
アクア
「これはムートロン・エネルギーじゃない…! ターミナス・エナジー!?」
マコト
「時空領域に異常! 外部との時間伸長係数予測、12:1!!」
冬月
「TOKYO JUPITERの2倍か…!」
シゲル
「次元測定値がさらにマイナスへ! 観測不能! 数値化不能!」
マヤ
「こ、このままでは、この次元間界面そのものが崩壊します!!」
ミサト
「崩壊したら、どうなるの!?」
マヤ
「最悪の場合、アンチA.T.フィールドが発生し…」
「固体生命の形が維持できません!」
ミサト
「何ですって!?」
冬月
「我々がLCL…生命の源の海へ還元されるというのか」
「それでは補完と同じだ。偶然とは言え、ゼーレの老人達の願いがこのような形で現れるとはな…!」
ルリ
「しかし、補完と言ってもあれでは…!」
冬月
「ああ。あんな物に世界とヒトを再生する力などない…」
「あれは死を以て全てを一つにする道具に過ぎん」
「仮に補完が遂行されても…その先はない」
ケーン
「何が何でも終わらせようってのか、あの気色わりぃタマゴ野郎は!!」
シゲル
「ラズムナニウム、液状化! 目標のエネルギー反応数値、さらに増大していきます!!」
アオイ・ジュン
「まだ進化を続けるというのか、あれは…!?」
アクア
「プールデータを一気にロードした結果、暴走してああなったというの!?」
「それとも、初めから予定されていたことなの!?」
???
「ウフフフ…フフフフ…アハハハハ…アハハハハハハ!!」
アクア
「!!」
ヒューゴ
「その声…! 貴様!!」
エルデ
「アハハハハハ! ハハハハハハハ! そうよ、私よ!!」
アクア
「ミ、ミッテ先生…!!」
ヒューゴ
「あの女、生きていたのか!?」
エルデ
「そうよ! 私の可愛いAI1が私を再生してくれたのよ! 制御装置の一つとしてねぇ!!」
ヒューゴ
「な、何っ!?」
エルデ
「素晴らしい…素晴らしいわ!」
「これがAI1の出した結果! これがAI1の進化の果て! これがAI1の本当の姿!」
「素晴らしい! 本当に素晴らしいわ! アハハハハハハ!!」
アクア
「せ、先生…!」
エルデ
「ねえ、AI1! あなたはどこまで行くの!? 私に何を見せてくれるの!?」
アクア
「ミッテ先生! もうやめて下さい!!
エルデ
「あら、アクアじゃないの…? まだ生きていたのね、あなた」
アクア
「こんなことをして…! 世界を終わらせて、何になるって言うんです!?」
エルデ
「アハハハハ! あなたらしい台詞ねぇ、アクア!」
アクア
「!!」
エルデ
「言ったでしょう!? 私はただ結果が見たいだけ!」
「AI1が生み出す結果がただ見たいだけなのよ!!」
アクア
「でも!!」
エルデ
「私は最初からこういう女なのよ! あなたが勘違いをしていただけ! アハハハハハハハ!!」
チボデー
「あ、あの女…!!」
マリア
「自己満足のためだけに…!?」
アクア
「せ、先生…!」
エルデ
「あなたの安っぽい正義はもう充分! そんなものが不要な世界を私が見せてあげる!!」
アクア
「先生は…! ミッテ先生はそのAI1に取りつかれているんです!」
「今ならまだ間に合います! AI1を捨てて下さい!!」
エルデ
「説得なんてするだけ無駄よ! もう決めたもの! あなた達を全て消し去るって!!」
「神でもない、人でもない、兵器でもない! 私の可愛い子が全てを裁くのよ!!」
甲児
「あの女、問答無用ってわけかよ!」
サブロウタ
「まァ、ここに来て新たな秩序だの改革だの再生だのをブチ上げられるよかマシだがねェ」
アクア
「エルデ・ミッテ…! もうあなたは……!!」
ヒューゴ
「アクア…!」
アクア
「…わかってるわ。覚悟は出来てる…」
「私、エルデを止めるわ」
エルデ
「あなたにそれが出来るかしら? 私の単なる教え子に過ぎなかったあなたに?」
アクア
「出来るわ、エルデ!!」
エルデ
「!」
アクア
「確かに、あなたからは多くのことを教わった…」
「でも、ヒューゴやマグネイト・テンのみんなと出会って…」
「あなたから教えてもらった以上のものを学んだもの!」
レイン
「アクア…」
エルデ
「ウフフフ…それでも止められると思わないことね! この私とAI1を!」
ヒューゴ
「エルデ・ミッテ…一つ聞く」
「隊長は…アルベロ・エストはどうなった?」
エルデ
「さぁ…どこへ行ったのかしらねぇ?」
「私と同じくAI1に再生され、生体部品としてどこかへ組み込まれたか…」
「それとももう死んでしまったか…」
ヒューゴ
「!!」
エルデ
「いずれにせよ、どうでもいいわ! 元々あの男はメディウス・ロクスの単なる操縦装置…!」
「そんな部品がなくても、AI1は私がいれば動く! あんな男なんてもう不要なのよ!!」
ヒューゴ
「貴様ァァッ!!」
エルデ
「あら、気に障ったの? でも、私は今となってはあの男の言葉を少し信じる気になったのよ?」
エルデ
「機体の限界性能を凌駕するのに必要な要素は人間…!」
「そう、AI1はそれをあの男から学んだからこそ、私をこうやって再生させたのよ!」
「でも、残念ながら当の本人は生き延びることが出来なかったみたいだけどねぇ!」
ヒューゴ
「………」
エルデ
「死中に活を見出す? 倒すべき敵を倒す? 必ず生きて還る?」
「復讐? 過去の清算? アハハハ、そんなのお笑いだわ!」
「そういう下らない感情に縛られているから、あの男はAI1から排除されたのよ!」
「アハハハ! ハハハハハ!! 下らない、下らないわ! アハハハハハハハ!!」
ヒューゴ
「ああ、下らないだろいうさ。あんたにとってはな」
エルデ
「!?」
ヒューゴ
「だが…貴様の理論が正しいなら、何故俺達はここにいる?」
「何故、メディウス・ロクスは倒された?」
エルデ
「……!」
ヒューゴ
「貴様とAI1はその下らないものを理解していない…!」
「戦いの勝敗を決するもの、それは行き抜こうとする意思だ…!」
「自分自身の力で生き抜こうとする決意だ…!」
「己の身をも引きかえに、結果のみを求めようとする貴様に俺達を排除することなど出来ない!」
「多くの人々が生きていこうとするこの世界を終わらせることなど出来ない!」
エルデ
「なら、お別れを言いなさい! あなたを取り巻く全てのものにねぇ!!」
鉄也
「フン、それはこっちの台詞だぜ」
隼人
「ああ。この現象を生み出した原因が貴様なら…」
アレンビー
「あたし達がやるべきことは一つ!」
ドモン
「エルデ・ミッテ! そして、AI1! 俺達の拳で貴様を打ち砕く!!」
エルデ
「いいわ! あなた達にAI1が行き着く先を見せてあげる!!」
一矢
「俺達が望むのは破滅という結果じゃない…! そんなものを見る気はない!」
マイヨ
「我らの手で世界の命運を決するのはおこがましいかも知れん…」
「だが、その是非を問うためにも世界を存続させる必要がある」
エルデ
「アハハハ! 例え私達を倒したとしても、世界が元通りになる保証なんてないのよ!?」
クワトロ
「だが、お前が自分の望む結果を見られるという保証もない」
レイナ
「そうよ! だって、私達がここにいるんですもの!」
ライト
「ま、AI1を教育するのはあんたの勝手だが…結果を出すのはまたの機会にしてもらいたいもんだね」
アスカ
「ただし、私達が出す結果はすぐに知ってもらうことになるけど」
デューク
「そうだ…。平和を愛する全ての人々がそれぞれの未来を手にするという結果を…!」
エルデ
「なら、あなた達のその決意ごと全てを一つにしてあげるわ!」
「そして、AI1そのもの…ALL In 1となりなさい!!」
サブロウタ
「なァるほど、AI1はそういう意味の略称だったわけね」
リョーコ
「俺達はてめえなんぞと一つになる気なんてねえ!」
ヒカル
「ホント、ホント。ちょっと生々しいもんね、アレ」
イズミ
「そうでなくてもお断りだね」
キラル
「どうやら、皆の者の決意は固まったようだな!」
「ならば、ブライト殿! 我らに最後の命令を!!」
ブライト
「…この戦いの果てに何があるか、それは私にもわからん…」
「だが、我々がここにいることには何らかの意味が必ずあるはずだ」
「それを知るためにも、今一度、みんなの力を貸してくれ」
アムロ
「もちろんだ、ブライト」
ルリ
「そして、私達の大切な人達に再び会うために…」
アキト
「失ってしまった想い出を取り戻すために…」
銀河
「俺達の帰りを待ってくれてるみんなのために…!」
ロム
「今こそ…!」
「今こそ我らの手に勝利と未来を!!」
ブライト
「最終目標、AI1! 全機、攻撃を開始しろ!!」
甲児
「行くぜ、みんな!! これが最後の戦いだ!!」
ケーン
「ああ、あの女に思い知らせてやろうぜ!」
「俺達が今ここにいる限り、この世界に終わりなんてこねえってことをよ!!」
エルデ
「アハハハハ! 私にとってはAI1が全て! 他には何もいらないわ!!」
「そして、AI1! 進化なさい! 究極へ! 極限へ! そして、神を超越した領域へ!!」
ヒューゴ
「貴様などに世界の行く末を決めさせはしない!!」
「エルデ! そしてAI1! 貴様らの身体に…」
「俺達や隊長の生き様を! 俺達の生きる意思を刻み込んでやる!!」
<AI1、HP一定以下>
ブライト
「トーレス、状況は!?」
トーレス
「目標の自己修復能力が高いため、撃破に時間がかかりそうです!」
冬月
「まずいな…! 下手に時間を浪費すれば、次元間界面自体が崩壊するぞ」
マコト
「しかし、現状ではこの空間を安定させる方法なんて…!」
エルデ
「もうあきらめなさい! 導かれる結果は一つなのよ!!」
「!?」

「き、聞こえる…!」
マリ
「どうしたの、洸!?」

「聞こえるんだ、歌が…!」

「こ、これは…!」
シンジ
「あ、綾人さん…!?」
(真聖ラーゼフォン<アヤト>出現)
エルデ
「ラーゼフォン!?」
真聖綾人
「…………」

「綾人……!!」
???
(…遙……)

「!!」
綾人
(遙…そして、みんな……)
(今、この空間に響く音は僕が調和している…)
(だから…君達の音色を濁らせる源を……)
(君達が生きるべき世界を君達の音で満たすんだ…)
ジュドー
「…き、聞こえた…」
カミーユ
「ああ、確かに綾人の声だ…」
ミサト
「あの子が…この空間を…!?」
冬月
「安定させているというのか…」
エルデ
「そんなことが…! あれはあの時、消滅したはず!!」
玲香
「あなたの音は彼らには届かない」
エルデ
「!!」
玲香
「あなたに彼らの音を乱すことは出来ない…」
エルデ
「消え失せなさい! 私とAI1の世界に、お前のような機械仕掛けの神は要らない!」
「そう! 神も人も要らない! AI1だけがあればいいのよ!!」
綾人
「………」
プル
「綾人…あたし達の力になってくれるの…!?」
綾人
(そうだよ、プル)
(さあ、みんな…急ぐんだ)
(君達が君達として生きていくためにも……)

「わかったわ、綾人…。あなたの想い、受け止めたわ。確かに…!」
(作戦条件変更、真聖ラーゼフォン<アヤト>の撃墜が敗北条件に追加)
<AI1、更にHP低下>
ヒューゴ
「くっ…! 奴め、さすがにしぶとい!」
アクア
「ラズムナニウムの修復速度が落ちない…!」
「完全に消滅させない限り、AI1は何度でも復活するわよ!」
ヒューゴ
「わかっている! ターゲットを奴のコアに集中させる! 微調整はそっちに任せるぞ!」
アクア
「了解!」
???
(……ヒューゴ……)
ヒューゴ
「!?」
アクア
「どうしたの!? ヒューゴ!」
ヒューゴ
「………」
???
(……ヒューゴ……)
ヒューゴ
「隊長!? 隊長なのか!?」
「生きているなら、返事をしてくれ!! 何とか助け出す!!」
???
(……倒すのだ……)
(……お前達が生き延びるために……)
(……迷うな……。倒すべき敵を……倒せ……)
(……AI1を破壊するのだ……)
ヒューゴ
「隊長! 待ってくれ、隊長!!」
アクア
「いったいどうしたのよ!? ヒューゴ!」
ヒューゴ
「隊長の声が…聞こえた…!」
アクア
「えっ!?」
ヒューゴ
(…そうか、隊長……)
(そうなのか……!)
アクア
「ヒューゴ…?」
ヒューゴ
(…それが……あなたの最後の命令なのか……!)
<AI1撃墜>
エルデ
「アハハハ!! まだよ! まだ終わりじゃないわ!!」
「ラズムナニウムがある限り、私とAI1は何度でも復活する! 何度でも! 何度でも!!」
「さあ、甦りなさい! AI1! そして、全てを一つにするのよォッ!!」
(ブザー音)
エルデ
「きょ、拒否!? 何故!? 何故、私の命令を拒むの、AI1!?」
アルベロ
「…奴は学んだのだ…」
エルデ
「ア、アルベロ! あなた、どうしてそこに!?」
アルベロ
「エルデ、AI1は最後に学んだのだ…」
エルデ
「な、何を!?」
アルベロ
「…人間の力を…そして、敗北…戦いに敗れた者の宿命を」
エルデ
「そ…んな馬鹿な!! AI1が! 私の子がそんなことを!!」
「あり得ないッ! あり得ないわ、絶対にッ!! 絶対にィィィィッ!!」
アクア
「エルデ…!!」
ヒューゴ
「た…隊長…!」
アルベロ
「ヒューゴよ、俺は後悔などしていない…」
ヒューゴ
「……!」
アルベロ
「そして…俺の過去は…フォリアや部下達を死なせた罪は…」
「これで清算される……」
ヒューゴ
「隊長!!」
アルベロ
「生き延びろ、ヒューゴ…」
ヒューゴ
「!!」
アルベロ
「必ず生きて帰れ……」
「それが……」
「それが…俺達クライ・ウルブズの鉄則だ…………」
(AI1、爆発)
ヒューゴ
「………!!」
「た、隊長…!!」
「隊長……っ!!」
「隊長ォォォォォォッ!!」
アクア
「…・……」
「…エルデ……あなたは……」