Skill No.108Address
インデックスFF3台詞集二次創作自作素材置き場鉱石展示場所説明書拘らない人向けの日記希望の新天地へ
親分関係MX SRWMX Neo

+第28話・月下の惨劇+

<戦闘前イベント>
エルデ
「…では、新型機が?」
ミタール
「ああ、間もなくロールアウトする予定だ」
エルデ
「パイロットは…やはり、あの2人ですか?」
ミタール
「…その見極めを君達にしてもらいたい」
エルデ
「見極め…ですか。では、予定レベルに達していなければ、排除しても構いませんね?」
ミタール
「馬鹿なことを言うな。彼らは貴重な部品だ…失えば、プロジェクトの進行が遅れる原因となる」
エルデ
「…欠陥品はあくまでも欠陥品に過ぎませんわ」
ミタール
「そうとは言い切れんよ。最近送られてくるデータ内容は良好だ」
エルデ
「では、博士…メディウス用の新型TEエンジンについては?」
ミタール
「それなのだが…2基の内、1基がテスト中の事故で破損した」
エルデ
「……!」
ミタール
「残った1基は新型機に搭載…よって、君達の機体への組み込みは大幅に遅れることになる」
エルデ
「その事実は…私とAI1に対する牽制と受け取ってよろしいのですか?」
ミタール
「だから、事故なのだよ。私の意図したものではない」
エルデ
「では、TEエンジンはラズムナニウムの融合テストも兼ねて、彼らの機体から奪取します」
ミタール
「好きにしたまえ。そのテスト結果も試作10号機にとって貴重なデータとなるだろう」
「ただし、あの2人の命まで奪ってもらっては困るぞ」
エルデ
「……わかりました」
ミタール
「では、以上だ」
(ミタールとの通信が切れる)
エルデ
(…やはり、あの男は…)
(本気で委員会の意向に逆らうつもりのようね…)
(このままでは、いずれAI1とメディウスも……)
(アルベロが入って来る)
アルベロ
「…次の指令が来たようだな」
エルデ
「はい…。ガルムレイドの破壊命令です」
アルベロ
「ほう…。ザパトがもう見切りをつけたとはな」
エルデ
「アクアとヒューゴも同時に処分することになります。よろしいですね?」
アルベロ
「………ああ」
エルデ
「………」
アルベロ
「それより、メディウスとAI1の調整を完全なものにしておくことだな」
「今までの戦闘からもわかるように…ヒューゴ達の底力を侮るわけにはいかんぞ」
エルデ
「あなたらしくない言葉ですね。彼らの力を認めているとでも?」
アルベロ
「………」
エルデ
「でも、心配はいりませんわ。私のAI1は優秀ですもの」
「それに…アクアが私のことを知れば、間違いなく混乱します」
「…彼女は昔から感情の制御が不得手ですから」
<戦闘中・味方増援出現の次EP>
アルベロ
「………」
アクア
「メディウス・ロクス! こ、こんな時に…!!」
弁慶
「まずいぞ! あの位置じゃ、挟み撃ちにされちまう!」
ヒューゴ
「………」
(ガルムレイドがメディウス・ロクスへ接近)
ナナ
「ヒューゴさん、どこへ行くの!?」
ヒューゴ
「俺はここで奴を食い止める! お前達はマサトを頼む!」
アルベロ
「ヒューゴ…お前達の真の役目が果たされる時が来た」
ヒューゴ
「真の役目だと…!?」
アルベロ
「そうだ…。ここでガルムレイドと共にメディウス・ロクスの血肉となれ」
ヒューゴ
「…決着をつけようと言うんだな、隊長!」
アルベロ
「ああ、俺がお前の苦しみを終わらせてやる。そして、フォリアや部下達の所へ逝くがいい」
ヒューゴ
「黙れ! 今日こそ全ての元凶…そのメディウス・ロクスを破壊する!!」
アルベロ
「メディウスが元凶だと? フン、勘違いも甚だしい」
「この機体はあのデビルガンダムを超えるために造られた物なのだぞ」
ヒューゴ
「それが元凶以外の何だと言うんだ!」
「あんたは奴以上の力を手に入れて、何をするつもりなんだ!?」
アルベロ
「その答えは…お前の死を以て教えてやる」
ヒューゴ
「俺はこんな所でくたばるつもりはない!」
「それに、俺にはマグネイト・テンの一員としての役目もある!」
アルベロ
「見上げた心意気だ。しかし、それも今日で無に帰すことになる」
ヒューゴ
「あんたの思い通りにいくと思うな!」
「アクア、TEエンジン出力全開! イエローゾーンへ落とすなよ!」
アクア
「わかったわ! ターミナス・エナジー吸収プレート、展開! バイパス、開放!」
(ガルムレイドの出力が上がる)
アクア
「いいわよ、ヒューゴ!!」
ヒューゴ
「よし…!」
エルデ
(ガルムレイドの出力が一気に上がった…。フフフ…その調子よ、アクア)
(あなた達の力を私とAI1に見せなさい。そして……)
ヒューゴ
「行くぞ、隊長!!」
アルベロ
「来い…! ここで俺達の呪われた過去に終止符を打たせてもらう!」
<ドモンVSメディウス・ロクス>
アルベロ
「ドモン・カッシュよ、見ているがいい! メディウスはあの悪魔を超えた存在へと進化する!」
ドモン
「やはり、お前の標的は奴か!」
エルデ
「アルベロ少佐…」
アルベロ
「わかっている!」
「奴に俺の邪魔はさせん!」
ドモン
「ならば、行くぞ!」
アルベロ
「来るがいい! お前の拳、このメディウスで受け止めてくれる!」
<マサトVSメディウス・ロクス>
エルデ
「どうしたの、ゼオライマー? あなたの力はそんなものではないでしょう…?」
マサト
「どこにいるんだ、美久!? こ、このままじゃ…!」
アルベロ
「遊びは終わりだ! その力、メディウスの血肉となるがいい!」
<一矢VSメディウス・ロクス>
エルデ
「ダイモライトの力も確かに魅力的ですが…」
アルベロ
「わかっている! 目的を邪魔する者は俺が排除する!」
一矢
「く…こいつらの狙いはガルムレイドか!!」
<ゲッターチームVSメディウス・ロクス>
アルベロ
「そこをどけ! 俺の目的の邪魔をするな!!」
竜馬
「そうはいくか! お前達の狙いはわかっているぞ!」
隼人
「あんたの目的はともかく、それに俺達やヒューゴ少尉を巻き込む限り、見逃せねえな!」
エルデ
(フフフ…どうやら彼らには私の目的が理解出来ないようね…)
<電童チームVSメディウス・ロクス>
北斗
「気をつけて、銀河! こいつ…いつも以上にやる気だよ!」
銀河
「お、おう! こっちも気合入れていくぜ!!」
アルベロ
「フッ、来るがいい!」
エルデ
(見せてもらうわ、その力…)
<ナデシコB部隊出現後、ゼオライマーorローズセラヴィーのHPが一定以下+
 更にメディウス・ロクスが残っている場合>
(イベント発生、ローズセラヴィー爆発)
マサキ
「…俺は木原マサキ! 父などではない!」
べガ
「八卦ロボをたった一撃で…!!」
ハーリー
「この数値…! さっきまでとは桁違いだ…!」
エルデ
「…素晴らしい…あれが次元連結システムの真の力……!」
「見たわね、AI1…あなたもあのような力を操れるようになるのよ…!」
アルベロ
「……!」
隼人
「奴は…あのマサトは…!」
マサキ
「フ、フフフ…踊れ…踊れ、八卦共! 俺の手の中で踊るがいい!」
「フフフフ…フハハハ…ハーッハッハッハッハ!!」
(ゼオライマー撤退)
<メディウス・ロクスHP50%以下>
アルベロ
「チッ、奴らめ…! 今まで以上の力を出しつつあるのか?」
エルデ
「AI1が警告を出しています。ここは機体制御をあの子に任せるべきかと」
アルベロ
「人工知能ごときにヒューゴとの決着をつけさせるわけにはいかん! お前達は黙っていろ!」
エルデ
「ですが、今回の目的はあくまでもTEエンジンの奪取です」
アルベロ
「黙れと言っている!」
エルデ
「……!」
アクア
「メディウスの動きが止まった…! チャンスよ、ヒューゴ!!」
ヒューゴ
「よし! TEリミッターを解除しろ!」
アクア
「わ、わかったわ! リミッターを解除するわよ!!」
(更に出力の上がるガルムレイド)
アルベロ
「何!? まだ出力が上がるのか!?」
ヒューゴ
「これで終わりにさせてもらうぞ、アルベロ・エストッ!!」
(メディウス・ロクスにガルムレイドがバーニング・ブレイカー
(サーベラスの場合はターミナス・キャノン)を見舞う)
アルベロ
「ぬ、うううっ…!!」
エルデ
「くっ…危険な状態です、アルベロ。これより、機体制御をAI1に委ねます」
アルベロ
「余計な真似をするな、エルデ!!」
エルデ
「あなたはメディウスとAI1をここで失うつもりなのですか…!?」
アルベロ
「黙れ! まだ勝負はついていない!」
エルデ
「………!」
(…AI1を…私の子を死なせはしない。あの子はまだまだ成長する…)
(その邪魔はさせない…こんな所で死なせはしない)
(そのためには、彼女の心に隙を…)
アクア
「ヒューゴ! こっちはあと34秒で動けなくなるわ! 早くメディウスを破壊して!!」
ヒューゴ
「わかっている! もう一度出力調整を!」
エルデ
「…待ちなさい。あなた達に私の子を殺させはしないわ」
ヒューゴ
「! 女!?」
アクア
「そ、その声は先生…!? エルデ・ミッテ先生なの!?」
エルデ
「そうよ、アクア・ケントルム」
アクア
「……!!」
エルデ
「でも、あなたは薄々感づいていたでしょう?」
「私がメディウス・ロクスに乗っているということを…」
アクア
「そ、それは…!」
ヒューゴ
「アクア! 奴に気を取られるな! 出力がイエローゾーンに入るぞ!!」
アクア
「い、いけない!」
エルデ
「フフフ…相変わらず詰めが甘いわね、アクア」
「ガルムレイドとメディウスの決定的な違い…今、あなた達に見せてあげるわ」
アクア
「!!」
エルデ
「…機体制御、AI1に移行」
アルベロ
「ぬうっ、コントロールが!? エルデ、何をした!?」
エルデ
「ラズムナニウム、強制発動」
アルベロ
「エルデ!!」
エルデ
「AI1…プールデータ、オールロード」
(メディウスが再生を始める)
ヒューゴ
「チッ! 奴が完全修復する前にトドメを刺す!!」
アクア
「ま、待って! ラズムナニウムの反応がいつもと違うわ!!」
ヒューゴ
「戦闘に集中しろ、アクア! 隙を見せるとやられるぞ!!」
アクア
「で、でも、わからない…! 予測もできないのよっ!!」
ヒューゴ
「いいから、出力制御を!!」
エルデ
「マルティプリケイション、エヴォリューション、リミッター解除」
アルベロ
「貴様! いったい何をしているのだ!?」
エルデ
「フィギュアイメージ、固定。インクレメントゥム、開始」
「さあ、AI1…あなたが今までに学んだ全てを…あなたの真の力を見せなさい!」
(変異するメディウス・ロクス)
ヒューゴ
「な、何っ!?」
アクア
「そ、そんなっ!!」
ドモン
「メディウスの姿が…!!」
レイン
「あ、あれではまるで…!!」
アルベロ
「何だ、これは!? メディウスに何が起きたのだ!?」
エルデ
「フフフ、驚くことはありません。これがラズムナニウムの…いえ、私のAI1の本当の力ですわ」
アルベロ
「馬鹿な! そんな話は聞いておらんぞ!」
エルデ
「それは…あなたに教える必要がなかったからです」
アルベロ
「貴様…!!」
エルデ
「それより、今の内に彼らのTEエンジンを」
「そうすることによって、メディウスはさらなる成長を遂げることになります」
アルベロ
「チッ…!後できっちり説明してもらうぞ!!」
ベガ
「ヒューゴ、アクア!早く逃げてッ!!」
アクア
「か、回避パターン算出…!!」
ヒューゴ
「間に合わん!こっちでやるっ!!」
エルデ
「フフフ…あなた達の動きを…」
アルベロ
「俺達が見切れぬとでも思っているのか!」
ヒューゴ&アクア
「!!」
(一撃で撃墜されるガルムレイド)
北斗
「ヒューゴさん! アクアさんっ!!」
ベガ
「じょ、状況は!?」
ハーリー
「きょ、胸部に直撃…!!」
ベガ
「そ、そんなっ!!」
サブロウタ
「マ、マジかよ! シャレになってねえぞ!!」
ドモン
「返事をしろッ! ヒューゴ!アクア!!」
(ガルムレイドからの返答無し)
リョーコ
「お、おい! 嘘だろ!? 冗談だろ!?」
竜馬
「返事を! 返事をしてくれ、二人共!!」
アクア
「う、ううう…!」
竜馬
「アクアさん!!」
アクア
「ヒューゴ…! ヒューゴ…だ、大丈夫……!?」
ナナ
「アクアさん! ヒューゴさんは無事なの!?」
アクア
「あ、あああ……そ、そんなっ!!」
一矢
「どうしたんだ、アクアさん!?」
アクア
「ぜ、前部座席が……潰れて……!!」
ドモン
「な……何だとッ!?」
アクア
「ヒューゴのシートが…シートが…!!」
「う、嘘よ…!! こんな、こんなっ!!」
「返事をしてぇっ!! ヒューゴッ!!!」
アルベロ
「……逝ったか、ヒューゴ」
「これでもう…お前は苦しまずに済む」
アクア
「う、ううう…!! ああああっ!!」
エルデ
「…アクア、彼の死は紛れもなくあなたのミスよ」
「あなたの動揺がメディウスに成長の時間を与え…彼を死へ導いた」
アクア
「…!!」
エルデ
「何故、私がメディウスに乗っていることをあなたに隠していたか、わかるかしら?」
アクア
「ま、まさか…!?」
エルデ
「そう、このような時にあなたの動揺を誘うためよ」
「あなたがそういう脆さを持っていることはすでに分析済みだから」
アクア
「ミ、ミッテ先生…あなたは…!」
エルデ
「かつて、私はあなたに教えたはず…。
 いかなる時も冷静に状況を分析し、あらゆる事態に対応できるようになれと」
アクア
「わ、私は…私は…!!」
エルデ
「フフフ…高い授業料だったわね」
「でも、昔のよしみであなたにもう一度チャンスをあげるわ」
アクア「え…!?」
エルデ
「今回の経験を生かし、TEアブゾーバーの正規パイロットになりなさい」
「そして、この生まれ変わったメディウスと私のAI1に再び挑んできなさい」
「あなたに…その気があるのならね」
アクア
「わ、私を…見逃すというの!?」
エルデ
「ええ。あなたの命の代わりに…」
「ガルムレイドのTEエンジンをもらっていくわ」
アクア
「!! まさか、それをメディウスに!?」
エルデ
「フフフ…また会いましょう、アクア・ケントルム」
(ガルムレイド爆発)
ベガ
「ヒューゴ! アクア!!」
エルデ
「…これでラズムナニウムとAI1…そして、TEエンジンが揃いました」
「さあ…行きましょう、アルベロ。もうここに用はありません」
アルベロ
「………」
(メディウス・ロクス撤退)
サブロウタ
「ハーリー!あの二人は!?」
ハーリー
「機体の爆発前にコックピットブロックが強制射出されています…!」
「アクアさんは無事だと思いますが、ヒューゴさんは……!」
サブロウタ
「バカヤロウ! そういうことは自分の目で確かめてから言え!」
ハーリー
「す、すみません…!」
ルリ
「…ハーリー君、すぐに救助班を出してコックピットブロックを回収して下さい」
「他の皆さんは残った敵機の撃破を」