Skill No.108Address
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親分関係MX SRWMX Neo

+第22話・タイムラグは90秒+

<戦闘開始前:メディウス・ロクス出現>
アクア
「メ、メディウス・ロクス…! こ、こんな近くに!?」
ライト
「ば、馬鹿な…! D-3のセンサーの目を盗むなんて!」
エルデ
「…AI1、ターゲットを捕捉しました」
アルベロ
「あの連中に連絡してやれ。獲物が見つかったとな」
エルデ
「はい」
タップ
「お、おい、マズいぜ! 引き返して、あの二人を援護しなきゃ!」
ケーン
「ああ! リンダ、すぐにみんなをここへよこしてくれ!」
リンダ
「わかったわ! くれぐれも無理しないでね!!」
ライト
「ヒューゴさん達はここから離脱してくれ! メディウスの相手は俺達がする!」
ヒューゴ
「いや…奴は俺の手で倒す…!」
アクア
「やせ我慢なんかしてる場合じゃないでしょう! 反応速度がいつもより落ちてるわよ!」
ヒューゴ
「そんなもの、何とでもなる…!」
アクア
「え!?」
ヒューゴ
(そうだ…! こうなったら、やるしかない…!)
アルベロ
「ガルムレイドの動きが鈍いな…」
エルデ
「ですが、出力値に問題はないようです」
アルベロ
(奴め、枷に苦しんでいるのか…?)
ヒューゴ
「く、ううっ…!」
アクア
「ヒューゴ…あなた、何をやってるの…!?」
ヒューゴ
「大丈夫だ…行くぞ…!」
<2EP目>
エルデ
「アルベロ、彼らが来たようです」
アルベロ
「フン…まるで屍に群がるハイエナだな」
(グン・ジェム隊出現)
タップ
「あ、あいつらは…!?」
ガナン
「クックックック…どうやら、俺達が一番乗りのようだな」
ジン
「ああ、これで手柄は全部いただきだぜ」
ガナン
「おいおい、獲物は残しておかねえと大佐がうるさいぜ?」
ジン
「ハッ、構うものか。奴らには重慶での借りがある…ここで血祭りに上げてやるぜぇ!」
ケーン
「チッ! よりにもよって、グン・ジェム隊かよ!」
アクア
「グン・ジェム隊!?」
ケーン
「ああ、またの名をギガノスの汚物…重慶でも襲ってきたしつけえ野郎共だ!」
ライト
「やれやれ…言いたかないけど最悪だな、こりゃ」
ジン
「おい、アルベロさんよ! ドラグナーには手ェ出すんじゃねえぞ!」
アルベロ
「いいだろう。その代わり、ガルムレイドの相手は我々に任せてもらうぞ?」
ガナン
「好きにしな。こちとら、あんな欠陥機なんぞに興味はねえ」
タップ
「ど、どうする!? その内、残りの連中もここへ来るに違いないぜ!」
ライト
「ネェル・アーガマとナデシコが来るまで、何とか耐えるしかない!」
タップ
「向こうの増援の方が速かったら!?」
ライト
「待て! 今、マギーが答えを出す! …いいか、敵の増援が来る予測時間はおよそ60秒後!」
「それから、ネェル・アーガマとナデシコが進入してくるポイントは…」
(ポイント指示)
ライト
「あそこだ!」
ケーン
「みんなはあとどれぐらいで来るんだ!?」
ライト
「後150秒後だ…!」
タップ
「な、何だって!?」
アクア
「じゃ、じゃあ、タイムラグは…!?」
ライト
「そう、およそ90秒…!」
「その間、敵の攻撃に耐えられなきゃ、俺達は終わりだ…!」
ヒューゴ
「……!」
タップ
「じょ、冗談じゃねえぜ、そんなの!」
ケーン
「こうなったら、増援が来る前にあいつらを叩いちまうしかねえぜ!」
アクア
「駄目よ! それで弾薬を使い切ったら、私達はただの標的になるわ!」
ケーン
「じゃあ、どうしろってんだよ!?」
ヒューゴ
「俺達が生き残る方法は一つ…! 守りと回避に徹し、母艦がやって来るポイントへ向かうことだ」
ライト
「賛成だね。故人曰く、『三十六計逃ぐるに如かず』…って奴だ」
ケーン
「攻撃は最大の防御だろ!? 俺は逃げるのなんて御免だぜ!!」
ヒューゴ
「ここで死ぬつもりなら、そうしろ!」
ケーン
「!」
アクア
(ヒューゴ…!)
ヒューゴ
「頼む、ケーン…。俺の言うことを聞いてくれ」
「俺は…お前達に俺と同じような目に遭って欲しくないんだ…!」
ケーン
「ヒューゴさん…」
ライト
「ケーン…ここで死んだら、それこそアンポンタンでオタンコナスだぜ?」
ケーン
「なんだ、お前…意味を知ってたのかよ?」
ライト
「マギーに聞いたのさ。ついでに、彼女も逃げた方がいいって言ってるぜ」
ケーン
「わかったよ。こんな所でやられたら、リンダちゃんが悲しむもんな」
ジン
「よ〜う、てめえら…逃げ出す算段は終わったかァ?」
ガナン
「ヒヘヘ、お前らが逃げ込める場所はただ一つ…そいつぁ地獄の1丁目だ」
ライト
「みんな、いいな!? タイムラグは90秒…味方が来るまで、何としても耐え切るんだ!」
タップ
「おう!」
ヒューゴ
「死中に活を見出す…! 必ず…必ず生き残ってやる…!」
<グン・ジェム隊出現後、ガルムレイドHP一定以下>
ヒューゴ
「う…!? ぐあああっ!!」
アクア
「ヒューゴ!?」
ヒューゴ
「う、ううぐっ! うあああっ!!」
アクア
「ヒューゴ、どうしたの!?」
アルベロ
「………」
エルデ
「…おそらく、薬の副作用だと思われます」
アルベロ
「そういうものなのか?」
エルデ
「ええ、規定以上の量を一度に服用すれば」
アルベロ
(愚かな奴め…)
エルデ
「それに、ここ最近はザパト博士の調整を受けていなかったのでしょう」
「…少なくとも、機体の操縦は不可能な状態です」
ヒューゴ
「ぐっ! ううう!!」
アクア
「ヒューゴ、しっかりして!!」
ヒューゴ
(く、くそっ…! こんな所で…こ、こんな所で…死ねるかよ…!!)
アルベロ
「エルデ、撤退するぞ」
エルデ
「よろしいのですか?」
アルベロ
「少なくとも、あれが完成するまでは奴を生かしておかねばならんのだろう?」
エルデ
「いずれにせよ、現在の状況で彼らが生き残る可能性は低いと思われますが…」
アルベロ
「フン…この程度で死ぬような男に育て上げた覚えはない」
「…行くぞ」
エルデ
「わかりました」
(メディウス・ロクス撤退)
ヒューゴ
「!」
アクア
「ど、どういうこと…!?」
ヒューゴ
(お、俺を…見逃したというのか…!? 隊長…!)
(以降ガルムレイド行動不能、味方増援出現時に撤退)
<戦闘後イベント・ギガノス軍基地>
エルデ
「ザパト博士より連絡がありました。彼に新しい薬を渡すそうです」
アルベロ
「そうか。これで奴は俺と戦えるな」
エルデ
「………」
「一つお聞きします。あなたには本当に彼を倒すつもりがあるのですね?」
アルベロ
「無論だ」
エルデ
「何のために?」
アルベロ
「言ってあるはずだ。あのデビルガンダムに復讐し…奴を超えるためだとな」
エルデ
「…わかりました」
アルベロ
(そう…復讐…超越…)
(だが、俺の成すべきことはそれだけではない)
(本懐を遂げるその時まで…利用させてもらうぞ、エルデ・ミッテ。そして、AI1……)
(例え、貴様にどんな力が秘められていようともな)