Skill No.108Address
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親分関係MX SRWMX Neo

+第1話・来訪者、彼方より+

青文字部分はまだ名前表記が「???」のもので、 判別し易い様に名前付きにしてあります。
<全機撃破後>
(メディウス・ロクス出現)
甲児
「何なんだ、あのロボットは…!?」
デューク
(少なくとも、ベガ星連合軍ではない…)
エルデ
「少佐、先程まで戦闘が行われていたのはこのエリアです」
アルベロ
「あの機体は何だ?見たところ、特機のようだが…」
エルデ
「…照合するデータはありません。
 しかも、未知のエネルギー反応が検出されています」
アルベロ
「フン…それで目的地の早乙女研でなく、ここへ立ち寄ったというわけか」
エルデ
「はい。それに、彼らを宇宙科学研究所の人間と接触させれば…」
「結果的に第一目的が果たせると判断します」
アルベロ
「その根拠は?」
エルデ
「あの研究所は他の特機基地と関係が深いからです」
「いずれ、そのつながりでネェル・アーガマや
 ナデシコBとも接触することになるかと…」
アルベロ
「よかろう…。では、このメディウスとAI1に実戦の恐ろしさを教えてやるとするか」
エルデ
「恐ろしさ…ですか?」
アルベロ
「そういうものなのだろう?AI1は」
エルデ
「この子に感情など必要ありませんわ」
アルベロ
「フン…まあいい。それより、奴らは追ってきているか?」
エルデ
「ええ。間もなく、ここへ現れます」
(ガルムレイド出現)
ヒューゴ
「追いついたぞ、メディウス・ロクス!」
アクア
「さあ、その機体を返しなさい!」
アルベロ
「………」
ヒューゴ
「こっちには撃墜命令も出ている。
 機体を盾にするような真似をしても無駄だぞ!」
アルベロ
(フフフ…どうやら、復帰できたようだな)
アクア
「応答なしね。どうする、ヒューゴ?」
ヒューゴ
「…武装のセイフティを解除しろ」
アクア
「あの研究所に連絡しなくていいの…!?」
ヒューゴ
「ああ、俺達の機体は機密扱いだからな」
アクア
「そんなの、メディウスを追いかけて飛び出した時点で意味ないと思うけど…」
ヒューゴ
「いいから、お前は出力調整に専念しろ」
「このガルムレイドは、スピード勝負じゃ奴には勝てん。  ここで確実に仕留める必要がある」
アクア
「わ、わかってるわよ!」
アルベロ
「…仕掛けてくるぞ。準備はいいか?」
エルデ
「はい。データ収集を開始…戦闘はお任せします、少佐」
アルベロ
「俺はもう軍人ではない。少佐はやめてもらおう」
エルデ
「…わかりました」
アクア
「TEエンジン、出力調整…! くっ、駄目だわ! イエローゾーンから出られない…!」
「それに、メディウスの行動パターンも計算しないと…!」
ヒューゴ
「戦闘は俺に任せろ。お前は出力調整だけをやっていればいい」
アクア
「冗談じゃないわ! ちゃんと役目を果たしてみせるわよ!」
ヒューゴ
(初めての実戦だからな…緊張するのも無理はないが…)
エルデ
「どうやら、TEエンジンの出力調整が上手くいっていないようですね」
アルベロ
「所詮は欠陥品だ。乗っている連中もな」
エルデ
「そうですね」
(アクア・ケントルム…やはり、あなたはその程度なのかしら?)
アクア
「もう! どうして、こうなの!? シミュレーションでは上手くやれてたのに!」
ヒューゴ
「イエローゾーンで構わん! 行くぞ、アクア!」
アクア
「えっ!? ちょ、ちょっと待ってよ!」
アルベロ
「来るがいい。そして、メディウスの贄となれ…!」
<メディウス・ロクス&ガルムレイド交戦後>
ヒューゴ
「! あの動き…!?」
アルベロ
「ふふ…なかなかやるな」
エルデ
「とりあえず、メディウスと戦える力は持っているようですね」
アルベロ
「ああ、そうでなければ意味がない」
ヒューゴ
「まさか……!?」
アクア
「どうしたの、ヒューゴ!?」
ヒューゴ
「いや、何でもない…!」
エルデ
「! AI1に拒絶反応…?」
アルベロ
「ふっ…ふははは!」
エルデ
「何がおかしいのです?」
アルベロ
「奴は感じたのだろう? 初めての実戦の恐怖を…」
エルデ
「そんなことはありません」
アルベロ
「まあいい。とりあえずの任務は完了した。後退するぞ」
エルデ
「はい…」
(メディウス・ロクス撤退)
ヒューゴ
「メディウスめ、何てスピードなんだ…!」
アクア
「…当然よ…。あれにはTEエンジンが搭載されていないから…出力は安定してるもの」
ヒューゴ
「今さらそんなことを言っても始まらん。奴を追うぞ」
アクア
「! 待って、ヒューゴ! 次の指示が来たわ!」
ヒューゴ
「そんなもの、見るまでもない。すぐにメディウスを追え、だろう?」
アクア
「そ、それが…違うのよ」
ヒューゴ
「違う?どういうことだ?」
アクア
「指示の内容は…日本地区の特機と共に宇宙軍戦艦ネェル・アーガマに合流し…」
「メディウス・ロクス追撃任務を続行せよ。 …どういうことなの、これ…?」
ヒューゴ
「………」
アクア
「これじゃ、メディウスを見逃せと言ってるのも同然じゃない…!」
ヒューゴ
「…アクア、あの研究所に連絡を入れろ。
 その命令が本当なら、向こうの方にも話が行っているはずだ」
アクア
「わ、わかったわ…」