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＜法皇の館・魔犬レオパルド戦直後＞ ラプソーンの台詞は青文字で記述してます。
くっ……バカ…な……また…しても…… (倒れ伏す法皇。 光を発して砕け散り元の姿に戻った途端レオパルドも倒れる。
そこに聖堂騎士団とニノ大司教が駆けつける) ニノ大司教
「……法皇様！ ご無事ですか！？」 (法皇に駆け寄るニノ大司教)
ニノ大司教
「よかった。 脈はある！ しかし これは……。 あの化け物が やったのか？ 何が 起きたというのだ！？ マルチェロ！ 何を 突っ立っておる！ 早く 法皇様を お部屋まで お運びしろ！！ この役立たずめ！ 何が 警護役だ！ 貴様は降格だ！ 明日にも処分を……」 マルチェロ
「………。」 ニノ大司教
「わしの命令が 聞こえぬか！ マルチェロ！！」 (含み笑いから哄笑し出すマルチェロ)
マルチェロ
「…はっはっは！ ニノ大司教殿。 そういう訳でしたか。」 ニノ大司教
「貴様 何のつもりだ！ なにがおかしいというんだ！？」 (マルチェロがニノ大司教に剣を突き付ける)
マルチェロ
「観念なさい。 野犬と 誰とも知れぬ ごろつきどもを雇い…… 騒ぎを起こして それに乗じ 法皇様の暗殺を 謀るとは。 恐れ入りましたよ。 あなたが 次期法皇の座を 狙っていた事は 知っているが ここまで やるとはな。」 ニノ大司教
「何を言うか！？ 貴様！ わしが 法皇様を……」 マルチェロ
「捕まえろ！ この ごろつきどもを まとめて 煉獄島へ 流刑にするのだ！」 (一瞬うろたえるが、マルチェロに睨まれて気を取り直す聖堂騎士)
聖堂騎士
「はっ！」 (聖堂騎士に連行される主人公達、それを扉の間から嘲笑の笑みでマルチェロが見送る)
マルチェロ
「……おぞましい魔物も 時には 役に立つのだな。 ……ん？」 (マルチェロが落ちていた杖に目を止め、それを手に取る。
一瞬襲ってきた奇妙な感覚に顔をしかめるが、直に何事も無かったかの様に立ち上がる) ＜法皇の館、主人公達が煉獄島に送られた後＞
(法皇の間から出て来るマルチェロ)
マルチェロ
「……法皇は 心労で倒れ じゃまな大司教は いなくなった。 思いの外 うまくいったな。」 (杖が輝き出し、思わず蹲るマルチェロ)
マルチェロ
「なんだ？ ……くっ！」 (振り払う様に杖を振るう)
マルチェロ
「く…っ！ 頭が 割れそうだ……！ これ…は……！？」 わが肉体は いまいましき賢者どもに 封じられ 失われた……
マルチェロ
「声……！？ 誰だ！ 貴様！？」 (腕に茨が絡み付く)
マルチェロ
「この 杖…か…！？」 (手を振って杖を手放そうとするが、適わず)
杖を 手にする者よ 汝こそが 我が新しき手足
さあ 我の虜となれ 仮の宿りとなりて 我に従え……！ マルチェロ
「ふ…ざけるな……！」 (剣で茨を切り払う)
なんだと……！？
マルチェロ
「……命令をされるのは あいにく 大嫌いでね。」 (杖を構え直して打ち鳴らし、去って行く)
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