Skill No.108Address
インデックスFF3台詞集二次創作自作素材置き場鉱石展示場所説明書拘らない人向けの日記希望の新天地へ
親分関係MXNeoDQ8 ドラゴンクエスト8
<院長室・ドルマゲス撤退後>
修道院長
「……う…ん? なんだ このまがまがしい気は……?
 君たちは……? わたしに 何か用かね?」
(聖堂騎士が駆け付ける)
聖堂騎士
「いたぞ! こいつらだ!!」
聖堂騎士2
「オディロ修道院長の 命をねらうとは なんたる バチあたりめ!!」
修道院長
「これは……なんの騒ぎだね?」
(マルチェロがやって来て、オディロ院長にかしづく)
マルチェロ
「オディロ院長。 聖堂騎士団長 マルチェロ 御前に参りました。」
修道院長
「おお マルチェロか。 いったい 何があったのだ。」
マルチェロ
「修道院長の警護の者たちが
 つぎつぎに 侵入者に襲われ 深手を 負っております。」
修道院長
「なんと!?」
マルチェロ
「もしやと思い かけつけましたところ……」
(立ち上がるマルチェロ)
マルチェロ
「昼の間から この辺りを うろついていた賊を 今ここに 捕らえたというわけです。
 どうにか 間に合いましたな。 ご無事で何よりです。」
(去ろうとするマルチェロを止めるオディロ院長)
修道院長
「……いや 待て。 その方は 怪しい者ではない。」
マルチェロ
「何を おっしゃいます! げんに 見張りが……」
修道院長
「かようにも 澄んだ目をした 賊が いるはずはあるまい。 何かのまちがいだろう。」
マルチェロ
「しかし……!」
(いまいましげに主人公達を見遣り)
マルチェロ
「……わかりました。 ただ どうしてこのような夜更けに 院長のもとを 訪れたのか。
 それだけは はっきりと 聞いておかねばなりません。 よろしいでしょうか?」
修道院長
「ほっほっほ。 お前は 心配性じゃのう。 わかった。 それならよかろう。」
マルチェロ
「ありがとうございます。 ……さあ 行きましょうか。 みなさん。」
<尋問室にて>
(机を叩くヤンガス)
ヤンガス
「いいかげんにしやがれ! ぬれぎぬだって 言ってんだろ!?」
(同じく机を叩くゼシカ)
ゼシカ
「そうよ! あんたたちの仲間に頼まれて
 院長の様子を見にいったんだって さっきから言ってるじゃない!
 だいたい どうして私たちが こんな目に あわなきゃならないのよっ!?」
マルチェロ
「……院長は 甘すぎる。 おまえたちが 犯人でないなら 部下たちは 誰にやられたのだ?
 私の目は ごまかせんぞ。 白状するまで……」
(ノック音)
マルチェロ
「誰だ。」
ククール
「団長どのが オレを 呼んだんじゃないんですか?」
マルチェロ
「……入れ。」
(扉を開ける聖堂騎士、入って来るククール)
マルチェロ
「お前に 質問がある。 だが その前に……。
 修道院長の命を狙い 部屋に忍び込んだ賊を 私は さきほど捕らえた。
 こいつらだ。 わが聖堂騎士団の団員たちが 6人も やられたよ。」
(口笛を吹くククール)
マルチェロ
「…………。」
(そらとぼけるククール)
マルチェロ
「……まあいい。 問題は ここからだ。
 わがマイエラ修道院は 厳重に警備されている。 よそ者が 忍び込める隙なぞない。
 ……誰かが 手引きを しない限りはな。」
(ククールの指輪を突き付けるマルチェロ)
マルチェロ
「こやつらの荷物を調べたところ この指輪が出てきた。
 聖堂騎士団員 ククール。 君の指輪は どこにある? 持っているなら見せてくれ。」
(笑い出すククール、怒りに顔を染めるマルチェロ)
ククール
「よかった! 団長どのの手に 戻っていたとは!」
マルチェロ
「……なんだと?」
ククール
「酒場で スリに盗まれて 困っていたんですよ。 よかった 見つかって。」
ヤンガス
「スリだとぅ!? おい にいちゃん! そいつぁ 話が違う……」
(ヤンガスの足をすかさず踏み付けるゼシカ)
ゼシカ
「そんな指輪 どうだっていいわ! あいつは 最初っから そういう魂胆だったのよ!
 大体 あんなケーハク男の 言うことを 素直に聞いたのが そもそも まちがいだったのよ!」
(敬礼するククール)
ククール
「そういう訳です。 では オレは部屋に戻ります。」
(部屋から出て行くククール、思わず立ち上がるマルチェロ)
マルチェロ
「待て!! まだ 話は終わってないぞ!」
(再度腰掛けるマルチェロ)
マルチェロ
「……仕方のない奴め。 まあいい。
  あいつの処分は いつでもできる。 それよりも。
 ……待たせたな。 では 君たちに話を聞こうか?
 どうして あの部屋にいた? 何が目的なんだ。 さっさと白状したまえ。」
ヤンガス
「だから アッシたちは 何もやってねえって言ってんだろ!」
(再度ノック音)
マルチェロ
「今度は何だ。」
聖堂騎士
「修道院の外で うろついていた魔物を1匹
 捕まえて 参りました!」
マルチェロ
「なに? 魔物だと?」
(トロデ王が蹴り飛ばされて入って来る)
トロデ王
「イテテテテ……! な 何をする!?」
(一瞬呆然とするが、すぐに他人のフリをし出す主人公以外の二人)
トロデ王
「おい ヤンガス! ゼシカ! こんな所で 何をしとるんじゃ?
 主人公!! 答えんか!
 あんまり長い間 帰ってこんから さみしくなって 探しに来てやったぞい!」
(笑い出すマルチェロ、振り返ったトロデ王をつまみ上げる)
マルチェロ
「……旅人どのは どうやら この魔物の仲間らしい。 このような 澄んだ目をした方々が!」
トロデ王
「なんじゃ お前は!! 無礼者め その手を放さんかい!
 おろせっ! 助けてくれ 主人公!」
(主人公に向けてトロデ王を投げ付ける)
マルチェロ
「魔物の手下どもめ。 オディロ院長は だませても この私は そうはいかんぞ。
 指輪を盗み 忍び込んだのも その魔物の命令だな? 神をも恐れぬ バチ当たりどもめ。
 院長を殺せば 信仰の要を失い 人々は混乱する。
 その隙を狙い 勢力拡大を図った……そんな所か。
 この魔物たちを 牢屋へ!
 明日の夜明けとともに 拷問して 己の罪の重さを 思い知らせてやる!」
(敬礼する聖堂騎士、拷問室を背に笑みを浮かべるマルチェロ)
マルチェロ
「……明日の夜明けを 楽しみに しておくんだな。」