Skill No.108Address
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親分関係MXNeoDQ8 ワイルドアームズ5th
<ポンポコ山クリア後、ハニーズデイでデュオの取材を受けるシーン>
(デュオ達の様子を監視モニターで覗き、そこにアヴリルが居た事に驚愕するファリドゥーン)
ファリドゥーン
「ふ、ふざけるな…
 ま、まさかこんな形で、ジョニー・アップルシードの行方を知るとは…
 デュオのヤツめ…なぜこれを報告せぬのだッ!」
ヴォルスング
「――フフフ。なかなかやりおるな、彼奴。」
ファリドゥーン
「申し訳ありません、ヴォルスング様。
 後ほど厳しく指導しておきます故――」
ヴォルスング
「まぁ、良い。
 彼奴は己の誇りを第一に考える男である事は我も重々承知している。
 幸いにもジョニー・アップルシードはまだ穏健派の手に渡っておらぬのだ。
 その結果が何よりであろう。」
ファリドゥーン
「――御厚志、痛み入ります。」
ヴォルスング
「しかしまさか、その者らと共に行動していたとは、もはや想像の域を超えていた事。
 カルティケヤ…彼の者らの行く末を見極め、先回りし
 速やかにジョニー・アップルシードを捕らえよ。
 作戦遂行の為ならば、アレを使用する許可を与える。」
カルティケヤ
「ヒャハハハッ! オレは生け捕りにする自信はねぇけどなッ!」
ヴォルスング
「ジョニー・アップルシード以外の命は問わぬ。その旨、心して捕らえよ。」
カルティケヤ
「へいへい、まぁ、努力するよ、ヒャハハハハッ!」
(去って行くカルティケヤと入れ替わりでやって来るペルセフォネ)
ペルセフォネ
「…御報告致します、ヴォルスング様。
 ナイトバーンが、鉱山の崩落に巻き込まれ、消息不明となりました…」
ヴォルスング
「フム、ナイトバーンか。彼奴は人間にして、我らが為に良く労してくれた。」
ペルセフォネ
「では、早急に鉱山へ派兵し、彼の捜索を…」
ヴォルスング
「だが、彼奴の罪は、種の壁を超え、身分をわきまえず、我が族の佳人と関係をもとうとした事。
 それ故、天より罰が下ったのであろう。」
ペルセフォネ
「し、失礼ながら、その言葉はあまりにも…
 彼は私達のためにその身を犠牲にして働いてくれましたッ!
 ムリを承知で私からお願いします。早く、鉱山へ派兵を――
 生きている可能性がある限りッ!」
ヴォルスング
「――派兵するのは構わない。が、その前にひとつ確認したい事がある。
 そなたはジョニー・アップルシードの行方を以前から知っていたのではないか?」
ペルセフォネ
「――ッ!?
 …いえ、私も先ほど、知ったばかりです…」
ヴォルスング
「フム、そうか。
 そういえば、確か彼奴の愛した佳人とは、そなたの姉君であったな?」
ペルセフォネ
「…は、はい。星の影響を受け、五年ほど前に亡くなりました…」
ヴォルスング
「それこそ、種族の壁を越えようとした天罰かも知れぬ。そなたはどう思う?」
ペルセフォネ
「――ッ 
 そう、なのかも…、知れません…」
ヴォルスング
「フフ…、やはり種族の壁は越えられぬのだ。
 それを犯す者、すべてが災厄に見舞われる事となる。
 よく覚えておく事だ、ペルセフォネ。」
ペルセフォネ
「し、しかし、それではヴォルスング様も…」
ヴォルスング
「いかにもッ! 我もタブーの報いとして生を受けた因果な存在ッ!
 我の躰に流れる、二種(ふたつ)の血が憎いッ!
 この血のせいで、いかに不当な扱いを受けてきた事かッ!?
 二親は我に両種族の橋渡しになる事を期待した。我もその期待に応えようと尽悴した。
 だが結果は、両種族とも我を受け入れなかったのだッ!」
ペルセフォネ
「………」
ヴォルスング
「両種族の壁は越えられん。その運命から逃れられぬ、我の行く末は――」
※因みにヴォルスングとペルセフォネとの会話中もずっとヴォルスングの傍らに立ったままですファリドゥーン。