Skill No.108Address
インデックスFF3台詞集二次創作自作素材置き場鉱石展示場所説明書拘らない人向けの日記希望の新天地へ
親分関係MXNeoFFタクティクス ファイナルファンタジータクティクス
  
〜己が為に自由を求めて図らずも自ら自由を捨てた”欲望の使徒”
<ベッド砂漠>
(戦闘前)
神殿騎士バルク
「…全部、バラまいたな。うむ、なかなかいい風だ。
 これなら半日は滞空しているだろう。…おやおや、こんなところで貴様に出会うとはな。」
剣士ラムザ
「神殿騎士団がこんなところで何をしているんだ?
 バラまいた…って言っていたな。いったい何をバラまいたんだ?」
神殿騎士バルク
「知りたいか…? まあ、いいだろう、教えてやる。
 今さら知ったところで貴様には何もできないからな。」
剣士ラムザ
「言えッ!何をバラまいたって言うんだッ!!」
神殿騎士バルク
「これさ…!」
剣士ラムザ
「…毒かッ!!」
神殿騎士バルク
「そうさ。粉末状の毒を北天騎士団の陣地に風に乗せて散布したのさ。
 吸引した兵たちは、死にはしないが体調を崩して、まともに戦えなくなるだろう!」
剣士ラムザ
「ゴルターナ公を勝たせるのが教会の意志ではないはず!」
神殿騎士バルク
「そのとおりだ。北天騎士団がまともに戦えなくなるとすれば、
 南天騎士団はせん滅のためにほとんどの兵を要塞から出すはず。
 その隙に、ゴルターナ公とオルランドゥ伯を暗殺するのさ。
 もちろん、混乱に乗じてラーグ公を暗殺する手筈も整っている。
 毒による混乱のおかげでラーグ公を暗殺する方が簡単だろうな。」
剣士ラムザ
「なんてことを…!!」
神殿騎士バルク
「喜んだらどうだ? 戦争は終わるんだぜ! これからは、オレたちが権力の中枢に立つんだ!
 …民衆もそれを望んでいるぜ!
 貴様のような貴族どもに支配される王国なんぞ、もうご免だってな…。」
剣士ラムザ
「そんなことはさせない! 僕が別の方法で戦いを止めてみせる!」
神殿騎士バルク
「そう言うと思ったぜ!」
(戦闘中・バルクHP50%以下/バルクのターン)
神殿騎士バルク
「貴様はこの戦いをやめさせた後、どうするつもりなんだ?
 この腐ったイヴァリースをどうやって浄化するつもりなんだ?
 貴様だってわかっているはずだ。腐った部分を切り取らない限り、同じことの繰り返しだってな。」
剣士ラムザ
「切り捨てる事が唯一の解決策だと言うのか!
 皆が皆、腐っているわけじゃない! そうじゃない人だってたくさんいるんだ!
 争いを起こさなくたってどこかに解決策があるはずだ!」
神殿騎士バルク
「解決策なんぞあるものか!
 貴様たち貴族がいる限り、オレたちは”搾取される側”でいなけりゃならない!
 だがな、人間が二人居たら”対等”なんて関係ないんだ!
 片方は”搾取される側”なんだよ。だから、オレは”搾取する側”にまわってやる!
 貴様たちをけ倒してなッ! そのくらいの”権利”はオレにだってあるだろ?」
剣士ラムザ
「それこそ、同じことの繰り返しじゃないかッ! 自分さえよければいいのか?
 いつか、同じような考えの人間に滅ぼされることになるぞ!」
神殿騎士バルク
「きれいごとばかり言いやがって、この偽善者めッ!!」
(バルク戦闘不能)
神殿騎士バルク
「くそッ! オレは…こんなところで…死ぬ男じゃ…ないはず…だ…」
剣士ラムザ
「急がなければ…。」
<死都ミュロンド>
(戦闘前)
神殿騎士バルク
「…小僧、会えて嬉しいぜ。この前は不覚を取ったが今度はそうはいかねぇ。
 この死都をおまえの墓場にしてやる!」
剣士ラムザ
「…おまえもルカヴィの手先に成り下がったんだな。
 そこまでして生きていたいのか…! 哀れだな!」
神殿騎士バルク
「いいもんだぜ、小僧。オレはようやく本物の人間になれたんだからな!」
剣士ラムザ
「人間だと? 悪魔に魂を売った者のどこが人間だというんだ!」
神殿騎士バルク
「”死”を超越することでオレは人間という種のトップに立った。
 もう貴様ら貴族どもに不当な扱いを受けずにすむ…、貴様らの顔色を窺わずにすむんだ!
 オレは本当の自由を手に入れた! オレは本物の人間になれたんだ!
 これで”平等”な扱いを受けられる!」
剣士ラムザ
「それで本物の”人間”だって? 笑わせるな、バルク!
 自分の力で勝ち取れない”自由”に何の意味がある?
 人間は”誇り”を失った瞬間から”自由”ではなくなるんだ! この世に”平等”なんてあるものか!
 ”平等”は与えられるものじゃない! 自分で勝ち取る”勝利”なんだ!!
 ルカヴィの力を借りて手にした”自由”なんてニセモノだ! おまえは”裸の王様”なのさ!!」
(バルク戦闘不能)
神殿騎士バルク
「そんな…オレは死ぬのか…”死”を超越したはずでは…?」
剣士ラムザ
「聖石が共鳴しているのか…? あっちだな…。」