+地底帝国ルート第45話…とらわれの心、叫ぶ時+


<3PP目>

フローラ「ええい! この一大事にイキマとアマソは何をしている!」
      「あのような奴らとていないよりはマシだ! 早く出撃させろ!」

(イキマ&アマソ部隊出現)

フローラ「イキマとアマソか! 今まで何をしていた!?」

イキマ「黙れ、小娘!」

フローラ「何っ!?」

アマソ「竜魔大王! そして、αナンバーズよ、聞くがいい!」

イキマ「我らはここに邪魔大王国の復活を宣言する!」

雅人「何を言ってるんだ、あいつら!?」

ミチル「でも、邪魔大王国は地底帝国に吸収されたはずよ…」

弁慶「それが復活を宣言したということは…」

ゼンガー「邪魔大王国の幹部達…地底帝国に反旗を翻したか…!」

フローラ「血迷ったか、貴様ら!」

竜魔大王「馬鹿め! その程度の戦力で俺に歯向かうとは
       死にに来たようなものだぞ!」

ピート「今回ばかりは敵の首領に同意だ」

ミドリ「そうね…。三つ巴から漁夫の利を狙うにしてもあの戦力じゃ…」

ボス「やいやい、お前ら!
    その心意気は買うが、世の中には無理ってもんがあるぜ!」

鋼鉄ジーグ「今さらお前達の出番はないぜ! 引っ込んでな!」

アマソ「竜魔大王、そして鋼鉄ジーグ!
     この方を見ても、そんな大口が叩けるかな!」

鋼鉄ジーグ「何っ!?」

イキマ「恐れおののけ! そして、ひざまずくがいい!」

(念動力発動音)

リュウセイ「ぐおっ!」

マイ「何だ!? この念は…!?」

サンシロー「凄まじい気だぞ…! 何が出てくるというんだ!」

鋼鉄ジーグ「俺にもわかる…! この気…俺は覚えている!」
        「これは!」

(レイゴン出現)

ヒミカ「………」

美和「あ、あれは…!?」

鋼鉄ジーグ「女王ヒミカ!」

フローラ「馬鹿な! 邪魔大王国の女王ヒミカは死んだはずだ!」

ヒミカ「フフフ…その通りだ。
    だが、わらわの霊魂は甦り、完成直前のロボット獣に乗り移った」
    「そして、わらわが甦った今、この地底の居城も当然、わらわに
    返してもらおう!」

竜魔帝王「………」

ヒミカ「待っておれよ、竜魔帝王。お前の可愛い手下のフローラと
    αナンバーズを倒したら…」
    「次は貴様の首を貰い受ける!」

地獄大元帥(凄まじい執念だ…。この恨みの念が奴の魂を甦らせたか…)
        (そして、そのためにイキマらはガンエデンの神子の力を使ったか…)

ピート「どうします、大文字博士!」

鋼鉄ジーグ「博士! 構う事はない!
        俺達にとって地底帝国も邪魔大王国も敵であることは変わりないんだ!」

忍「宙の言う通りだぜ! こうなったら両方まとめてやってやるぜ!」

ヒミカ「愚か者めが!!」

(αナンバーズの周囲に地煙が上がる)

さやか「これってヒミカの異次元科学!?」

ジュン「以前に戦った時より格段にパワーアップしているわ!」

イキマ「その通りよ!
     貴様ら人間に対する怒りと恨みがヒミカ様の霊力を強めているのだ!」

ゼンガー「恐るべき執念…!」

ファン・リー「どうやら、一番の強敵は甦ったヒミカのようだぜ」

竜魔帝王「フローラ! αナンバーズはヒミカの相手をする気だ!」
      「お前はその隙をついて両方を倒すのだ!」

フローラ「はっ! 承知いたしました!」

イキマ「見えるか、ミマシ…!」

アマソ「お前が夢見た邪魔大王国再建が
     もうすぐヒミカ様の御手によってなされるのだぞ!」

ヒミカ「恐れおののけ! そして、わらわを讃えよ!」
    「我こそは女王ヒミカ!
    邪魔大王国の女王にして、地上と地底の支配者なり!」



<ゼンガー対ヒミカ>

ゼンガー「我の剣は怨念をも断つ! 行くぞ、ヒミカッ!」



<レイゴンHP0>

(以前の会話省略。イキマとアマソのヤマタノオロチ、竜魔帝王の放った雷に堕とされる)

イキマ「ぐあああっ! む、無念!!」

アマソ「ヒミカ様ぁぁぁぁっ!!」

(ヤマタノオロチ爆発)

竜馬「これが竜魔帝王の力…」

ゼンガー「何という邪気…! このまま、ここにいては奴の悪意に飲み込まれる…!」

大文字「各機、退くんだ! ここは一度、後退するぞ!」

サンシロー「し、しかし、博士!」

サコン「サンシロー、悔しいが今の俺達では竜魔帝王に
    立ち向かう余力は残されていない…」

アラン「後退も戦術の一つだ…! 今は退くぞ!」

竜魔帝王「フン…後退するか。ならば、お前達に面白いものを見せてやろう!」

イルイ「………」

マイ「あれは…!?」

ゼンガー「イルイ!」

レーツェル「く…彼女は既に地底帝国の手に落ちていたか!」

地獄大元帥「その通りだ。そして、この娘は今、我が手により
        全ての能力を奪われている」

甲児「地獄大元帥! てめえ、小さい女の子になんてことしやがる!」

鉄也「悪党め! どこまで腐ってやがるんだ!」

地獄大元帥「吠えるがいい、兜甲児、剣鉄也!」

竜魔帝王「逃げるなら逃げろ! 次は俺達がお前達の本拠地に攻め込んでやる!」

竜馬「何っ!?」

竜魔帝王「次の戦いにはこの俺も出陣する! そこで完全に決着をつけてやる!」
      「鋼鉄ジーグ! そして、αナンバーズよ! 首を洗って待っているがいい!」

鋼鉄ジーグ「くそっ…なめやがって…!」

ゼンガー「………」

トウマ「ゼンガー! 今は俺達が生き延びることを考えろ!」

レーツェル「トウマの言う通りだ。次の戦い…それこそが神子を救い出す場となろう」

ゼンガー「イルイ…」

イルイ(ゼ…ンガ…ー……)

ゼンガー「必ず…必ず救い出す…!」

(αナンバーズ撤退)

竜魔帝王「出陣の準備をしろ! 次の戦いでαナンバーズの連中を
       とことんまで叩いてやる!」
      「その時こそが地上と地底のすべてが、この俺の前にひれ伏す時だ!」

イルイ「………」



<戦闘終了後イベント・大空魔竜格納庫>

(これ以前の会話省略)

レーツェル「そして、イルイは奴らの手の中か…」

ライ「とりあえず、その能力は封じられているようだな」

鉄也「だが、地底帝国には地獄大元帥がいる。
    奴の手にかかればサイコドライバーだろうとその精神を制御される可能性もある」


トウマ「下手をすれば、その能力が悪用されるということか…」

マイ「ならば、奴の手から一刻も早くイルイを救い出さなければ
   取り返しのつかないことになる…」

レーツェル「強大な妖術を使う竜魔帝王と
       狡猾さと執念深さでは並ぶ者はない地獄大元帥のタッグか…」

甲児「ち…最悪のゴールデンコンビだぜ」

鉄也「そして、決戦を宣言するからには、どのような手を使ってくるかわからん」

甲児「上等だぜ! 俺もいい加減にあいつとの因縁を断ち切りたいと思っていたんだ!」

鉄也「その意気だ、甲児君」

ミナキ「ゼンガーさん…」

ゼンガー「………」

トウマ「ゼンガー…。
    あんたが、あのイルイって子を救うために戦ってきたことは聞いた…」
    「だからって、気負うなよ。肩に力が入り過ぎてるぜ」

ゼンガー「それは無理だ…」

トウマ「え…」

ゼンガー「…俺は……」

トウマ「ゼンガー…」



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