<雷凰出撃直後>
凱「トウマ!」
トウマ「くそっ! な、何だ…思うように機体が動かせない!」
竜馬「様子がおかしい! マシントラブルか!?」
鉄也「違う! 雷凰に新たに搭載したダイレクトモーションリンクを…」
「トウマが使いこなせていないんだ!」
さやか「それってゼンガー少佐のダイゼンガーに搭載してあったシステム!?」
鋼鉄ジーグ「甲児のテスラ研土産ってのは、それのことだったのか!」
地獄大元帥「動けぬデクの坊など恐れるに足りんわ!」
アマソ「ヤマタノオロチ突撃!」
ミナキ「!」
トウマ「俺の後ろには兜博士や命、シロー達…そしてミナキがいるんだ…!」
「やるんだ! 今、みんなを守れるのは俺しかいないんだ!!」
???「一意専心!」
トウマ「え…?」
???「余計なことを考えるな。集中すれば無駄な力は抜ける!」
「今は前へ進むことだけを考えろ!」
トウマ「あなたは…!」
???「マシンは己、己はマシン…。
機体の全てに己の意識を込めよ…これぞ人機一体の極意!」
トウマ「人機一体…」
「よし!!」
(トウマの気力が上がる)
トウマ「やれる…やれるぞ!」
鋼鉄ジーグ「だが、雷凰の攻撃力じゃヤマタノオロチは止められないぞ!」
鉄也「トウマ! リストとアンクルを外せ!」
凱「今がその時だ!!」
トウマ「おうっ!!」
ミナキ「トウマ!!」
トウマ「見ていろ、ミナキ! 俺と雷凰の…」
「フィニッシュブローを!!」
(ヤマタノオロチにライジングメテオを叩き込み、破壊する雷凰)
ミナキ「ライジングメテオ…」
トウマ「やった…やったぞ!!」
鋼鉄ジーグ「あの動き…ずっとトウマが練習していたやつか!」
凱「見せてもらったぞ、トウマ!」
鉄也「3ヶ月間、お前が身に着けていた
リストとアンクルには超負荷がかけてあった…」
「それにお前は耐えてきた…。
そして、その戦う力が今、一つの技になったんだ」
トウマ「戦う力…」
鉄也「千切れた筋肉は回復と共に強度を増し、敗北を知った心は
より強い闘志を生む…」
凱「戦うんだ、トウマ! その力と勇気と共に!」
トウマ「おう!」
イキマ「小僧! よくも我らの作戦の邪魔を!!」
地獄大元帥「奴は孤立している! 生かして返すな!」
レーツェル「それはどうかな?」
(Gガーディアンズ出現)
ゼンガー「来い!」
トウマ「おう!」
(雷凰がGガーディアンズに合流)
甲児「ゼンガー少佐!」
忍「また、こんなタイミングで登場かよ!!」
ゼンガー「見せてもらったぞ、お前の戦い」
「後は奴らを叩き斬るのみ…行くぞ!」
トウマ「ああ!」
地獄大元帥「おのれ…! またも邪魔者が現れおったか!」
竜馬「覚えておけ、地獄大元帥! お前達、悪がいる限り…」
洸「いつでも、どこだろうとそれに立ち向かう者は現れる!」
忍「てめえが復讐鬼になって何度でも甦るってんなら…」
豹馬「何度でも俺達が相手してやるぜ!」
鉄也「行くぞ、地獄大元帥! そして、地底帝国!!」
甲児「ここで一気に片をつけてやる!」
<戦闘後イベント・科学要塞研究所>
ミナキ「………」
トウマ「見てくれたか、ミナキ。俺と雷凰の戦いを」
ミナキ「はい…。でも、私は…やはり雷凰を…
父様を許すことは出来ません…」
トウマ「そうか…。じゃあ俺は許してくれるかい?」
ミナキ「え…?」
トウマ「俺は君にパイロット失格を言い渡された…。
だが、俺は戦いたい…」
「この雷凰と共に」
ミナキ「トウマ…」
トウマ「雷凰は俺と一緒にもっともっと強くなる。
そして、必ず地球を守る力になる…」
「俺、誓うよ…。人々を守るために散っていった人達と
助けを求める人々に…」
「雷凰と共に戦うことを」
ミナキ「………」
(レーツェルとゼンガーがやって来る)
レーツェル「見事な戦いだったな」
トウマ「レーツェル…さん…」
レーツェル「ダイレクトモーションリンクを
使いこなすとは、余程の肉体的な修練を積んできた証拠だな」
ゼンガー「だが、まだまだだ」
トウマ「………」
ゼンガー「歳は幾つだ?」
トウマ「…もうすぐ二十歳です」
ゼンガー「常に気を張れ。お前は戦士としてほんの入り口に立ったに過ぎない」
トウマ「言われなくてもわかっている…」
ゼンガー「ならば、己を鍛えろ。守りたいものがあるのなら、
真の強さにたどりつくことも出来よう」
トウマ「真の強さ…」
ゼンガー「その言葉の意味、考えておくのだな」
鉄也「また行くのか、少佐…」
ゼンガー「すまん…」
レーツェル「私達にはやらねばならぬことがあってな」
甲児「どうせ、あんた達のことだ。
そのやるべきことってのは聞いたって教えてくれないんだろうな」
竜馬「だけど、俺達は信じています。
あなた達も地球の未来のために戦っていることを」
ゼンガー「その言葉、礼を言わせてもらう」
トウマ「また会えるよな…」
ゼンガー「お前が戦士の道を歩むならそれは俺と同じ道だ」
トウマ「今はあんたの方がずっと先を進んでいる…」
「だけど、今日の戦いで決めたよ。
いつかあんたに追いついてみせる…ってな」
ゼンガー「待ちはしないぞ」
トウマ「望むところだ。
俺と雷凰は今日よりも明日…明日よりも明後日、強くなる…!」
ゼンガー「………」
レーツェル「では、しばしの別れだ…。また会おう、αナンバーズ」
「そして、君達の勝利に乾杯だ!」
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