<インターミッション>
ゼンガー「…………」
イルイ「…………」
比瑪「あの…どうです、ゼンガーさん? イルイのコーヒー…」
ゼンガー「…………」
ナナ「イルイちゃん、ゼンガーさんに飲ませてあげるんだって張り切ってたんですよ」
ゼンガー「…うむ…。確かに、今度はブラックだ」
「が!」
比瑪「が?」
(いきなり倒れるゼンガー)
比瑪「ゼンガーさん!?」
イルイ「!!」
ナナ「た、倒れちゃったわ!」
比瑪「イルイ、コーヒーの中に何入れたの!?」
イルイ「ロ…ロペットのお腹の中に入ってた飲み物……」
ナナ「そ、それって…四ッ谷博士のお酒じゃない?」
比瑪「で、でも…お酒を飲んで倒れちゃうなんて…」
ナナ「ゼンガーさんって、実はものすごい下戸なの?」
イルイ「下戸って…?」
比瑪「お酒が全然飲めない人のことよ」
イルイ「ええっ!?」
「ああっ! ごめんなさい、ごめんなさい!」
ウモン「どうした? 何の騒ぎじゃ?」
比瑪「ゼンガーさんがお酒を飲んで倒れちゃったんです…」
ウモン「何? 倒れた? 意外と見かけによらん奴じゃのう…」
(アラーム音)
ナナ「!?」
和泉「αナンバーズの諸君、異星人の攻撃部隊がビッグファルコンに現れた!」
「至急、救援に向かってくれ!」
ナナ「大変! あたし達、行かなきゃ!」
比瑪「ゼンガーさんはどうするの!?」
ウモン「格納庫へ引っ張って行って、水でもかけりゃ大丈夫だろ」
イルイ「そ、それで…元に戻る?」
ウモン「ああ。酒は弱いかも知れんが…身体の方はかなり頑丈そうだからな。
嬢ちゃんは心配せんでもいい」
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