+第27話…ファルコン壊滅の危機+


<インターミッション>

ゼンガー「…………」

イルイ「…………」

比瑪「あの…どうです、ゼンガーさん? イルイのコーヒー…」

ゼンガー「…………」

ナナ「イルイちゃん、ゼンガーさんに飲ませてあげるんだって張り切ってたんですよ」

ゼンガー「…うむ…。確かに、今度はブラックだ」
      「が!」

比瑪「が?」

(いきなり倒れるゼンガー)

比瑪「ゼンガーさん!?」

イルイ「!!」

ナナ「た、倒れちゃったわ!」

比瑪「イルイ、コーヒーの中に何入れたの!?」

イルイ「ロ…ロペットのお腹の中に入ってた飲み物……」

ナナ「そ、それって…四ッ谷博士のお酒じゃない?」

比瑪「で、でも…お酒を飲んで倒れちゃうなんて…」

ナナ「ゼンガーさんって、実はものすごい下戸なの?」

イルイ「下戸って…?」

比瑪「お酒が全然飲めない人のことよ」

イルイ「ええっ!?」
    「ああっ! ごめんなさい、ごめんなさい!」

ウモン「どうした? 何の騒ぎじゃ?」

比瑪「ゼンガーさんがお酒を飲んで倒れちゃったんです…」

ウモン「何? 倒れた? 意外と見かけによらん奴じゃのう…」

(アラーム音)

ナナ「!?」

和泉「αナンバーズの諸君、異星人の攻撃部隊がビッグファルコンに現れた!」
   「至急、救援に向かってくれ!」

ナナ「大変! あたし達、行かなきゃ!」

比瑪「ゼンガーさんはどうするの!?」

ウモン「格納庫へ引っ張って行って、水でもかけりゃ大丈夫だろ」

イルイ「そ、それで…元に戻る?」

ウモン「ああ。酒は弱いかも知れんが…身体の方はかなり頑丈そうだからな。
    嬢ちゃんは心配せんでもいい」



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