+第39話・己の信じるもののために+


<ソウルゲインのHP30%↓、ペルゼイン・リヒカイト他出現>

アルフィミィ「……」

エクセレン「出たわね、お嬢ちゃん」

キョウスケ「アルフィミィ……!」

アルフィミィ「キョウスケ……エクセレン……そして……」

カチーナ「な、何だ!?」

アイビス「あ、頭の中に……声が!」

シロ「お、おいら達にも聞こえるニャ!」

マサキ「どういうことだ!?」

アヤ「これは……強力な思念派!?」

アルフィミィ「はい……。だいぶ……安定してきましたので」

エクセレン「安定……!?」

アルフィミィ「まだ……あなたにはなれませんが」

キョウスケ「何……!?」

アルフィミィ「……」

リオ「わけのわからないことばかり言って……! あなたの本当の
   目的は何なのよ!?」

アルフィミィ「……」

リオ「地球人類を滅ぼすこと!?
   それとも、始まりの地だって言う地球そのものを破滅させること!?」

アルフィミィ「あなた達には理解できない……そう思いますの」

リオ「そんなの、聞いてみなきゃわからないでしょ!」

アルフィミィ「聞いてもどうにもならないですの……」
       「あなたや龍虎王の操者に……かの者達の
       血が受け継がれているとは言え……」

リオ「かの者達の……血……? 何のことなの!?」

アルフィミィ「……」

ブリット「もう一つのルーツ……守護者とか言っていたな。
     それと何か関係があるのか?」

アルフィミィ「……」

タスク「都合が悪くなったら、だんまりかよ!」

リュウセイ「アルフィミィ、一つだけ教えろ」

アルフィミィ「……」

リュウセイ「何故、あのデカいアインストはSRXを取り込もうとしたんだ?」
      「お前達はSRXを手に入れて何をするつもりだったんだ?」

アルフィミィ「失われた古の記録……それらへ通じる『門』……。
        今は……閉ざされた……」

リュウセイ「!?」

ライ「いったい、何のことだ?」

アルフィミィ「あの力は鍵の一つ……『門』を開くための……」

ヴィレッタ「……」

ラミア「彼女が言う『門』と、アギュイエウスの扉には何か関係があるのか?」

ギリアム「いや……ないだろうな」

アルフィミィ「あのシステムと……力を使って……『門』が開けるか
        どうか試してみたかったんですの」

アヤ「システム……? T-LINKシステムのこと!?」

アルフィミィ「でも……あれは不完全な物でしたの……。
        まだ『門』を開くことは出来ない……」

リュウセイ「ど、どういうことだ!?
       SRXとお前……『門』ってのに何の関係があるってんだよ!?」

アルフィミィ「『門』が開ければ……素材を集めずとも……」

ヴィレッタ「素材?」

アルフィミィ「そう……マシンセルもその中の一つ……。
        でも、あれも不完全でしたの」

ゼンガー「マシンセルだと……!?」

レーツェル「では、アインストがアースクレイドルを執拗に攻撃していたのは……!」

アルフィミィ「そう……マシンセルのサンプルを手に入れるため……」
       「そして、人間が人間以外のものになり得るか、
       興味があったんですの」

レーツェル(人間以外のもの……だと?)

アルフィミィ「でも、もう時間切れですの。私も、始まりの地の者達も……」
       「決断は下されましたの。後は『扉』を開くだけ……そして」

リュウセイ「『扉』……!? さっき言ってた『門』とは違うのかよ?」

アルフィミィ「そう……ですの」

ギリアム「『扉』を開く……そのためにお前達はホワイトスターを狙っているのか?」

アルフィミィ「ここには私達の望む物が比較的揃っていますの……」
       「……力……鍵……そして、新たな器」

キョウスケ「話にならんな。お前の言葉で喋ったらどうだ?」

アルフィミィ「キョウスケ……私は……私です」

キョウスケ「……いや、そうは聞こえん」

アルフィミィ「……」

エクセレン「あなた……私の何なの? 本当の望みは何?」

アルフィミィ(エクセレン……あなたこそが……私の……)

エクセレン「……」

キョウスケ「行くぞ、エクセレン。アルフィミィを倒さなければ、
       その向こうにいる奴の意思は見えん」

エクセレン「うん……!」




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