<全敵機撃破>
エイタ「中部ブロック内の敵反応、消えました!」
テツヤ「よし、後はメイガス・ゲボを停止させれば……!」
(ブザー音)
テツヤ「!?」
エイタ「隔壁内部から高エネルギー反応!」
テツヤ「敵機か!?」
エイタ「違います! 隔壁表面が変質! どんどん広がっていきます!!」
リュウセイ「お、おい! あれを見ろ!!」
レオナ「隔壁の色が変わっていく……!?」
ヴィレッタ「この反応……! ズフィルードクリスタルか!?」
アヤ「ま、まさか、セプタギンの破片がここに!?」
オウカ「いえ、あれはマシンセル……!」
「もしや、フェフ博士が……!?」
(ウルズ用ベルゲルミルとイーグレット機他の量産型ベルゲルミル出現)
イーグレット「その通りだ、アウルム1」
オウカ「!!」
レーツェル「イーグレット……! イーグレット・フェフか」
イーグレット「久しぶりだな、少佐。DC戦争の時以来か」
「ゼンガーはどうした? W15と相討ちになったか?」
レーツェル「……」
カーラ「ベ、ベルゲルミルがあんなに……!」
ユウキ「あれも量産されていたのか!?」
ウルズ「そうだ。僕の兄弟は、君達に倒された愚かな二人だけじゃない」
「マシンナリー・チルドレンにはまだ数多くの兄弟達がいるのさ」
Mチルドレン「………」
オウカ「フェフ博士、あなたはマシンセルで何をするつもりなのです!?」
イーグレット「お前達のおかげでアースクレイドルがいささか
損傷してしまったのでな……」
「クレイドルを休眠モードにし、マシンセルで自己修復させるのだ」
オウカ「!」
イーグレット「そして、お前達はマシンセルに取り込まれ……
クレイドルの一部となるがいい」
レーツェル「ここを放棄する気か!?」
イーグレット「違う。今後の計画に備え、しばしの眠りにつかせるだけだ」
「それに……クレイドルはここだけではないのでな」
ラーダ「! ムーンクレイドルのこと……!?」
ヴィレッタ「もしや、インスペクターと合流するつもりか!?」
ウルズ「それを聞いて何になる? 君達はこの地の底で永久の眠りにつくんだ」
イーグレット「さあ、メイガスよ。奴らをその身に取り込み、己の血肉とするがいい」
メイガス「…………」
テツヤ「メイガス……!? だが、あれは!」
イーグレット「そう、ソフィア・ネートだ」
テツヤ「!!」
イーグレット「シャドウミラーとの接触後、色々と予定外の出来事が発生したのでな」
「調整中だったメイガス・ゲボの機能を完全な物に近づけるため……」
「開発者であるネート博士を接続させてあるのだ」
「無論、彼女の人格を消去した上でな」
アヤ「な、何てことを……!」
イーグレット「ククク……お前達が変貌していく様を見届けたいところだが……」
「我らは次の段階へ進まねばならぬのでな。
……メイガス、マシンセルの促進を」
メイガス「…………」
(マシンセルで覆われて行くアースクレイドル内)
エイタ「ちゅ、中央ブロック内の壁が変質を開始しました!!」
テツヤ「全機、空中へ退避! 直ちに本艦へ帰還せよ!!」
(ベルゲルミルの増援出現)
レオナ「!!」
ゼオラ「げ、撃墜した敵機が!!」
アラド「ベ、ベルゲルミルのなり損ないに!?」
ウルズ「フフフ……これがマシンセルの力……」
「量産型のヒュッケバインを
僕達のベルゲルミルに、グルンガスト参式をスレードゲルミルに変えた……」
「マシンセルの自己進化能力さ」
ヴィレッタ(やはり、マシンセルはズフィルードクリスタルを基に作ったものか……!)
ウルズ「さあ、お前達の機体はどんな風に進化するのかな?」
アラド「じょ、冗談じゃねえっ!!」
テツヤ「全機、本艦への帰還を急げ! このブロックから離脱する!!」
ウルズ「もう遅いよ。ここでお前達はメイガスによって……」
(爆発音)
ウルズ「!?」
エイタ「か、艦長代理! 中央ブロックの天井がっ! 天井が抜けました!!」
テツヤ「!!」
(ダイゼンガーとスレードゲルミルが出現)
イーグレット「な……! あれは!?」
(既に満身創痍のダイゼンガーとスレードゲルミル)
ゼンガー「ぐ……うう……!」
ウォーダン「う、ううう……!」
ゼンガー「く……うっ!!」
レーツェル「ゼ、ゼンガー!!」
ゼンガー「うぬっ、ダイゼンガーが……!」
ウォーダン「……」
レーツェル「決着が……ついたのか!?」
ウォーダン「ぐ……ぐふっ!!」
(地に堕ちるスレードゲルミル)
ウォーダン「み……見事だ、ゼンガー……」
ゼンガー「……」
ウォーダン「ど、どうやら……俺は……俺という存在を……」
「確立することが……叶わなかった……ようだ……」
ゼンガー「ウォーダン・ユミル……!」
ウルズ「欠陥品の末路なんてそんなものさ。己の非力を悔い、朽ち果てるがいい」
イーグレット「待て、ウルズ。W15には……いや、スレードには
まだ改良の余地がある」
ウルズ「……!」
イーグレット「メイガス、スレードゲルミルの修復……そして、強化を行え」
ソフィア「………」
ゼンガー「ネート博士!!」
ソフィア「……修復……開始……」
ウォーダン「不要だ、メイガス……!」
ソフィア「……!」
ウォーダン「俺は……己の全てを賭け……ゼンガーと戦い……敗れた……」
ゼンガー「………」
ウォーダン「もはや……悔いはない……」
「せめて……朽ちる時は……
W15ではなく……ウォーダン・ユミルとして……」
ソフィア「………」
(メイガスの出力が落ちる)
ウルズ「なっ……!!」
イーグレット「マシンセルが!?」
エイタ「マ、マシンセルのエネルギー反応が低下していきます!!」
テツヤ「何だと!?」
レーツェル「もしや、彼女が……!?」
ゼンガー「ネート博士……!!」
ソフィア「………」
イーグレット「馬鹿な! ソフィアの人格は消去してあるのだ!」
「今の奴はコンピューターの一部に過ぎん!」
ソフィア「………」
イーグレット「何故だ、メイガス! いや、ソフィア!!」
「何故、俺に逆らう!?」
ゼンガー「それが……人の意志の力だ、イーグレット」
イーグレット「な……に!?」
レーツェル「お前もセトメ博士も……同じ過ちを犯していたのだ」
ゼンガー「そう、貴様らは人間の意思の力を甘く見ていたのだ……!」
イーグレット「チィッ……!!」
(辺りが爆発し出す)
テツヤ「なっ、何だ!?」
エイタ「中央ブロックが崩落を開始! このままでは押し潰されます!!」
テツヤ「Eフィールド、艦上方へ最大出力で展開!!」
「各機は直ちに本艦の下へ入れ!!」
(クロガネの近くへ集まる味方機)
クエルボ「………」
ラーダ「クエルボ、何をしているの!? 早くこっちに!!」
クエルボ「……いいんだ、ラーダ……僕はもう……動けない……」
ラーダ「今、助けに行くわ!!」
クエルボ「駄目だ……。そんなことをすれば……君が
マシンセルに冒されてしまう……」
ラーダ「……!!」
クエルボ「ふ、ふふ……いいのさ……これは罰だ……」
「君を裏切り……オウカ達を……弄んできた罪に対する……罰さ」
ラーダ「クエルボ……!」
クエルボ「……すまなかった……ラーダ……」
「あの子達を……頼……む…………」
(クエルボのラーズアングリフ、爆発)
ラーダ「ク、クエルボォォッ!!」
ウルズ「パパ、ここは退こう! 奴らと運命を共にする必要はない!」
イーグレット「いや、メイガス・ゲボを失うわけにはいかん!
ソフィアを強制排除するのだ!」
ウォーダン「そうは……させんぞッ!!」
(イーグレット機に取り付くスレード)
イーグレット「貴様ッ!?」
ウォーダン「このまま……地獄へ付き合ってもらうぞ……!
イーグレット・フェフ!」
イーグレット「ええい、離せ! W15!!」
ウルズ「この出来損ないの人形が! パパから離れろ!!」
(ウルズ機がスレードを攻撃)
ウォーダン「ぬぐっ!!」
ゼンガー「ウォーダン!!」
ウォーダン「ぐうっ……うう……!!」
ゼンガー「うぬっ! 動け、ダイゼンガー! 動くのだ!!」
ウォーダン(来るな、ゼンガー……! お前は……!)
(突如ベルゲルミルの一体が動き出す)
アラド「!?」
ゼオラ「さ、再生した敵機が!?」
アギラ「フェハ、フェハハハ!
メイガスさえ……メイガスさえ抑えれば……ワシは……!」
オウカ「!!」
ラトゥーニ「セ、セトメ博士!!」
アラド「あいつ、まだ生きてやがったのか!?」
アギラ「ワシはまだ死なんぞ……! まだ死なん……!」
「メ、メイガスの力で……ワシの身体からマシンセルを……!」
オウカ「セトメ博士!!」
(ラピエサージュがベルゲルミルを抑える)
アギラ「ア、アウルム1!!」
オウカ「お前だけは逃がしません……!
私の妹や弟達を……多くの仲間達の身体や記憶を弄んできた罪……!」
「今こそ購うのです!!」
(ベルゲルミルを攻撃するラピエサージュ)
オウカ「効いていない!?」
アギラ「フェハハハ! 馬鹿めが!!」
オウカ「!!」
アギラ「ワシがマシンセルに冒されておることを忘れたか!!」
「貴様もワシと同じ目に遭わせてやる!! この木偶人形めがッ!!」
(マシンセルを発動させるアギラ)
オウカ「くああっ!!」
(弾き飛ばされるラピエサージュ)
ラトゥーニ「ね、姉様ぁぁっ!!」
アギラ「フェハハハハ! 馬鹿め、馬鹿めが!!」
「人形の分際でこのワシに逆らうからそうなるのじゃ!
フェハハハハハ!!」
オウカ「く……うううっ!」
アギラ「ワシは死なん! が、貴様はそこでマシンセルに取り込まれ……」
「今度はメイガスの人形になるがいい!!」
オウカ「アギラ……アギラ・セトメッ!!」
(再度攻撃を仕掛けるラピエサージュ)
アギラ「ぬおっ!?」
オウカ「逃がしはしない……! コードATA、発動……!」
アギラ「コ、コ、コードATAじゃと!? き、貴様! 自爆するつもりか!?」
オウカ「さしものマシンセルも完全に消去してしまえば、再生不可能でしょう!?」
アラド「オ、オウカ姉さん!!」
オウカ「アラド……ゼオラ……ラト……。
これが姉として……あなた達にしてあげられる最後のことよ……!」
アラド「!」
ゼオラ「待ってっ! オウカ姉様、やめてぇっ!!」
アラド「ち、ちっきしょう! おれがアギラをブッ飛ばしてやる!!」
オウカ「来てはなりません!」
アラド「!!」
オウカ「来ては駄目……あなた達まで
私と同じ目に遭ってしまう……。だから……」
ゼオラ「で、でもっ!!」
オウカ「どのみち、長らくゲイム・システムの支配下にあった私は……もう……」
アラド「ね、姉さん!!」
アギラ「え、ええい! 離せ! 離さんか、人形めが!!」
オウカ「いいえ……! お前は私と共に……逝くのです!」
ラトゥーニ「ね、姉様っ!!」
オウカ「……さようなら、ラト……。私の可愛い妹……」
「そして、アラド……」
アラド「姉さん!!」
オウカ「ゼオラ……」
ゼオラ「姉様!!」
オウカ「あなた達と過ごした日々……楽し……かった……」
「そして……最期にそれを……思い出せて……良かっ……た……」
アギラ「や、やめろ、アウルム1! やめろぉぉぉぉっ……!!」
(ベルゲルミル諸共爆発するラピエサージュ)
アラド「!!」
ゼオラ「あ……あああ……!!」
アラド「ね、姉さん……!!」
ラトゥーニ「オ……オウカ……!!」
「オウカ姉様ぁぁぁぁ……!!」
ラーダ「そ……そんな……!」
(更に崩壊し出すクレイドル)
エイタ「だ、駄目です! これ以上は保ちません!!
このブロックが崩壊しますっ!!」
テツヤ「艦首を上げて、衝角を回せ! 落下物を弾き飛ばすんだ!!」
(尚もウルズ機の攻撃を受けるスレード)
ウォーダン「うぬううっ!!」
ウルズ「このくたばり損ないが! いい加減にパパを離せ!!」
ウォーダン「離しはせん!!
我こそはメイガスの剣! そして、メイガスを守る盾!!」
ウルズ「盾だって!? そんなザマでどうやって守ると言うんだ!」
(更に攻撃を受けるスレード)
ゼンガー「ウォーダン!!」
ウォーダン「何をしている、ゼンガー! 早く行け!!」
ゼンガー「!?」
ウォーダン「行ってメイガスを……! いや、ソフィアを助けるのだ!」
ゼンガー「ウォーダン……!!」
ウォーダン「行け、行くのだ!!
それが俺との勝負に勝った貴様の……貴様の役目ッ!!」
ゼンガー「……!!」
「承……知ッ!!」
イーグレット「ウルズ! ゼンガーを止めろ! あの男を
メイガスの下へ行かせるな!」
ウルズ「……!」
(ダイゼンガーに突撃するウルズ機)
ウルズ「な!? 切り払われた!?」
ゼンガー「貴様などにこの俺を止めることは出来ん!!」
ウルズ「笑わせるな! 愚かな人間の分際で、僕を倒せると思っているのか!?」
「マシンナリー・チルドレンのオリジネイターであるこの僕を!」
ゼンガー「黙れッ!!」
ウルズ「!!」
ゼンガー「そして、聞けッ!!」
(ウルズ機を雲燿の太刀で断ち斬るダイゼンガー)
イーグレット「ウ、ウルズ!!」
ゼンガー「……」
イーグレット「ばっ、馬鹿な! あのウルズをたった一撃で!?」
ゼンガー「言ったはずだ……!」
「我に断てぬものなしとな!!」
イーグレット「!!」
ウォーダン「見事だ、ゼンガー……ゼンガー・ゾンボルト……」
「貴様に……ソフィアを……託す………!」
(イーグレット機諸共爆発するスレード)
ゼンガー「ウォーダン……!!」
ソフィア「……ウォー……ダン……」
(爆発を起こし出すメイガス)
ゼンガー「ウォーダン……!
貴様の意思、確かにこのゼンガーが受け止めた……!」
ソフィア「………」
ゼンガー「ソフィア・ネート博士! 今、参るッ!!」
(ゼンガーに加速が掛かる)
ゼンガー「ぬおおおおぉぉぉぉお!!」
(メイガスへ突入するダイゼンガー)
<アフターミッション・クロガネ艦橋>
エイタ「地表部まで、あと25……20……15……!」
テツヤ「オーバーブースト点火! 艦体を一気に外へ押し出せ!」
(地表に出るクロガネ)
エイタ「艦体、地表部へ出ました! 脱出成功です!!」
テツヤ「……回転衝角、ブレードウィング、作動停止。
艦を水平にし、高度20を維持しろ」
エイタ「了解……!」
テツヤ「エイタ、アースクレイドルの状況は?」
エイタ「上部岩盤が崩落……中央ブロックは瓦礫とメイガスの門で
塞がれてしまっていて……」
テツヤ「……アインストは?」
エイタ「動体反応、転移反応共にありません……」
テツヤ「各機の状態は?」
エイタ「ダ……ダイゼンガー以外は健在です……」
テツヤ「くっ……ゼンガー少佐……!」
(ブザー音)
テツヤ「!?」
エイタ「か、艦下方に熱源反応あり! 地中から何かが上がって来ます!!」
テツヤ「何だと!? 識別は!?」
エイタ「ディ、DGG-XAM1!
ダ、ダイゼンガーです! ゼンガー少佐ですっ!!」
テツヤ「!!」
<クロガネ艦内>
ソフィア「……う、うう……」
ヴィレッタ「ソフィア・ネート博士……」
ソフィア「! こ、ここは……!?」
ゼンガー「……クロガネ艦内です」
ソフィア「ゼ、ゼンガー少佐……!」
ゼンガー「……」
ソフィア「な、何故あなたが……?」
ゼンガー「自分は……博士と交わしたあの時の約束を守るために」
ソフィア「約束……」
ゼンガー「……」
ソフィア「……そうですか……。では、やはりアースクレイドルは戦場に……」
ヴィレッタ「博士……あなたは……」
ソフィア「……DC戦争後、我々はメイガスの門を閉じ、
未来への眠りにつきました……」
「それが妨げられ、私がここにこうしていると言うことは……」
ゼンガー「そう、イーグレット・フェフがあなたとアースクレイドルを……」
ソフィア「……」
「私はメイガス・ゲボの中にいたのですね……?」
ヴィレッタ「何故、それを?」
ソフィア「声が聞こえました……。
フェフ博士……そして、メイガスを守る者の……」
ゼンガー「……」
ソフィア「彼は……? ウォーダン・ユミルは……?」
ゼンガー「イーグレットと共に散りました。自分にあなたを託して…………」
ソフィア「……」
ゼンガー「あの男はメイガスを……いや、あなたを守るために散っていったのです」
「W15ではなく、ウォーダン・ユミルとして……」
「メイガスの剣ではなく、あなたを守る剣として」
ソフィア「…………」
<クロガネ艦橋>
ユウキ「……月のインスペクターが?」
テツヤ「ああ。彼らはヒリュウ改の攻撃によってムーンクレイドルを失い……」
「ホワイトスターへ撤退したそうだ」
ユウキ「撤退……。彼らは連邦軍の月面基地も占拠していたはずでしょう?」
「なのに何故、さしたる反攻もなく撤退を?」
テツヤ「詳しい事情は聞いていないが、敵の戦闘指揮官が撤退した後……」
「月に配備されていた敵のバイオロイドが一斉に活動を停止したらしい」
ユウキ「……」
テツヤ「ともかく、ヒリュウはムーンクレイドルだけでなく……」
「セレヴィス・シティやマオ社の解放にも成功したそうだ」
(ゼンガーとソフィアが入って来る)
ゼンガー「艦長代理、ネート博士をお連れした」
ソフィア「……」
テツヤ「博士、アースクレイドルの事後処理は連邦軍の特務隊が
行うことになりました」
ソフィア「……わかりました。私もそれに立ち会います」
ゼンガー「ネート博士……」
ソフィア「私のことは大丈夫です、ゼンガー少佐」
ゼンガー「……」
ソフィア「結局……アースクレイドルは二度も戦争に利用されてしまいました……」
「それは私の責任であり……そして、長き眠りの果てに
自らの未来を見出すことは……」
「逃避だったのかも知れません……」
ゼンガー「……」
ソフィア「私はアースクレイドルの事後処理を行い……」
「プロジェクト・アークを一から考え直すつもりです」
ゼンガー「ネート博士……」
ソフィア「ですから、あなたはこれからメイガスや私ではなく……」
「多くの人達を守るための……
この星の未来を守るための剣となって下さい」
ゼンガー「……承知」
テツヤ「では、ネート博士……
我々はヒリュウと合流するため、これより宇宙へ上がります」
ソフィア「はい……。どうか皆様……ご無事で……」
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