<味方PT部隊出撃直後>
一般兵「バン大佐! 連邦軍の援軍が到着しました!」
バン「来たか……!」
ダイテツ「こちらはハガネ艦長、
ダイテツ・ミナセ中佐だ。これより、貴隊との共同戦線を展開する」
バン「バン・バ・チュン大佐だ。了解した」
ダイテツ(あの男がノイエDCの総帥……)
バン(ハガネ……ビアン総帥を屠った艦。その艦長か)
リューネ「バン大佐……!」
バン「リューネ嬢……」
「総帥の遺子である君が彼らと行動を共にしているとは……因果だな」
リューネ「それは……!!」
レーツェル「それは違う、バン大佐」
バン「……!」
ゼンガー「我らもまたビアン総帥や、マイヤー総司令の遺志を受け継ぐ者」
「ノイエDCとは違った形……そして、手段でな」
バン「エルザム少佐、ゼンガー少佐……。
いつか私の前に現れると思っていたが、このような形になるとはな」
「だが……今はこれ以上語るまい」
リューネ「わかってるよ。親父が警告した異星人の脅威……!
それを今一度、振り払うために!」
バン「うむ」
ダイテツ「各機へ! ノイエDC軍と連携を取り、インスペクター機を撃墜せよ!」
(以下、省略)
<4PP目>
キョウスケ「……奴らの抵抗が思っていたより弱いな」
エクセレン「そうね。ここが最後の砦のはずなのに」
ゼンガー「奴らは力を出し切ってない。……気にいらんな」
エクセレン「罠でも張ってるのかしらん?」
ゼンガー「その可能性は高い。しかし、奴らが何を企んでいようと……」
エクセレン「それごと打ち砕く、でしょ? ボス」
ゼンガー「うむ。だが、敵は空間転移を行ってくる。
すぐに対応できるようにしておけ」
キョウスケ「了解」
ダイテツ「テツヤ大尉、索敵レンジ最大。特に転移反応に気をつけろ」
テツヤ「やはり、来ますか!?」
ダイテツ「来る。必ずな。そして、それを破らぬ限り、我らに前途はない……!」
「各員へ! ここが正念場だ! 奮闘を期待する!」
<ガルガウとグレイターキン以外の初期敵全滅>
ヴィガジ「おのれ、地球人め……! 調子に乗りおって……!」
メキボス「……」
(引き寄せは充分、グレイのチャージも完了。……頃合いだな)
一般兵「バン大佐! 戦況は我らの方が優勢です!」
バン「気を緩めるな。まだ指揮官機が2機残っている。
奴らを倒さぬ以上は……」
(アーチボルドのライノセラス出現)
ユウキ「……アーチボルド少佐のライノセラスか」
カーラ「あっちの戦線はカタがついたの……!?」
アーチボルド「……遅くなりました、バン大佐」
バン「後方支援、ご苦労。直ちに本艦と共に……」
アーチボルド「それが……そういうわけにはいかないんですよ」
バン「何……!? どういうことだ?」
アーチボルド「流れが変わったんですよ、大佐」
(アーチボルド艦がバン艦を攻撃する)
バン「ぬおおっ!?」
ユウキ「バン大佐!!」
ダイテツ「何が起きた!?」
エイタ「ノ、ノイエDCの戦艦が同士討ちを!!」
ダイテツ「!」
カーラ「あいつ、何を血迷ったの!?」
アーチボルド「いえいえ、僕は至って正気ですよ、カーラ君」
バン「ア、アーチボルド……! 貴様……!!」
ライ「!」
レーツェル「アーチボルドだと?」
ライ「やはり、生きていたか!」
アーチボルド「これはこれは……ブランシュタイン兄弟がお揃いとは。
奇遇ですねえ」
レーツェル「……!」
アーチボルド「おっと、失礼。今のあなたはレーツェル・ファインシュメッカーでしたか」
「なら、エルピス事件のことで恨まれる筋合いはありませんね」
「何しろあの時に引き金を引いたのは、他でもない
エルザム君ご本人ですからねえ」
レーツェル「……」
レオナ(エルザム様……)
ユウキ「アーチボルド少佐! これは何の真似だ!?」
アーチボルド「ふふふ、それは……」
(ブザー音)
テツヤ「何だ!?」
エイタ「か、艦前方に転移反応!!」
テツヤ「インスペクターの援軍か!?」
エイタ「ち、違います!!」
ラミア「こ、この転移反応は……!!」
(シロガネ出現、以下省略)
<シャドウミラー隊出現直後>
アヤ「あ、あれは!?」
ウォーダン「……」
ゼンガー「ウォーダン・ユミルか!」
量産型W「……」
ラミア「アシュセイヴァー……! もう量産段階に入っていたのか」
エキドナ「そうだ、W17。兄弟達と同じくな」
ラミア「W16……!!」
メキボス「ハッ、ホントに役者が揃ってやがるぜ」
アクセル「……メキボスと言ったな。貴様、どういうつもりだ?」
メキボス「ああ、お前達の力を借りるだけじゃ悪いと思ってな。
お膳立てをしてやったまでだ」
アクセル「ふん……余計なことを」
メキボス「ま、お前らが完全に信用できねえってのもあるんだが」
アクセル「互いにな」
リューネ「あ、あいつら……! 手を組んでたの!?」
マサキ「どうやら、そういうことらしいな!」
バン「お、おのれ……! シャドウミラー……!!」
ヴィンデル「己の理想を成し遂げるためには、敵とも手を組む……」
「お前と同じだ、バン大佐」
バン「ヴィンデル! 貴様、異星人に地球を明け渡すつもりか!?」
ヴィンデル「都合がいいのだよ、闘争を日常とする世界を創り上げるにはな」
バン「な……に!?」
ヴィンデル「そして、ヘリオス……貴様がアギュイエウスの扉を開けば、
我らの力はより強固な物となる」
ギリアム「! システムXNの修復が終わったのか!?」
レモン「あとはテストをするだけ。だから、あなたを迎えに来たの。
……そして、あの子もね」
エクセレン「あの子……!? もしかして、ラミアちゃんのこと!?」
レモン「あなたよ、エクセレン・ブロウニング」
エクセレン「!!」
アクセル「レモン、貴様……!」
レモン「ボーナスって奴よ、アクセル。
こういう出会いになっちゃったのは残念だけどね」
アクセル「わかっているはずだ。ベーオウルフはおれ達という存在を
知らなかった」
キョウスケ「…………」
アクセル「だが、そうであってもおれ達の障害となるのは同じ……。
そういう世界だ」
レモン「……」
アクセル「その覚悟もなく、この作戦に参加していたわけではあるまい?」
レモン「……」
エクセレン「どういうこと? あなたは誰……?」
レモン「さあて、ね。私達の所へ来れば教えてあげるわ」
エクセレン「ん〜……抜け駆けする気はないんだけど?」
レモン「でしょうね。でも、選択肢は与えてあげるわ。……後はあなた次第」
エクセレン「悪いけど……ラミアちゃんと同じで、そっちへ
行くつもりなんてないのよね」
ヴィンデル「……何でも構わん。だが、貴様らの存在は我らの世界の
バランスを著しく乱す……」
「故に排除せねばならん」
メキボス「そう、俺達の目的が一致したのはそこなんでね」
アクセル「……いつぞやの賭け……勝たせてもらうぞ、ベーオウルフ」
(ソウルゲインがアルトアイゼンに迫る)
キョウスケ「!」
エクセレン「キョウスケ!」
レモン「あなたの相手は私よ、エクセレン」
(アシュセイヴァーがヴァイスリッターに取り付く)
エクセレン「取りつかれた!?」
ウォーダン「決着をつけるぞ、ゼンガー・ゾンボルト!」
ゼンガー「望むところだ! ウォーダン・ユミル!!」
(スレードゲルミルと肉薄するダイゼンガー)
エキドナ「……レモン様の命令だ。W17、お前を破壊する」
(ラーズアングリフがアンジュルグに取り付く)
ラミア「自爆する気か!?」
エキドナ「命令とあらばな」
メキボス「……チェックメイトだな」
ヴィガジ「ああ、もう奴らに逃げ場はない。後は高見の見物だ」
ヴィンデル「全機、攻撃開始! ヘリオス以外の者は全て抹殺せよ!」
<ボスユニット何れかのHPが一定以下、ソウルゲインとアルトアイゼンの交戦後>
エクセレン「!!」
クスハ「キョ、キョウスケ中尉!!」
エクセレン「キョウスケッ!!」
ブリット「へ、返事がない!?」
エクセレン「そ、そんな……! じょ、冗談はやめてよ……ね?」
リュウセイ「キョウスケ中尉! 返事を! 返事をしてくれっ!!」
アクセル「呼んでも無駄だ。もう奴は動けん」
「もらっていくぞ。この世界で貴様を倒した証をな」
(アルトアイゼンの腕をもぎ取るソウルゲイン)
アラド「ア、アルトの腕がっ!!」
アクセル「……墓標代わりだ。こいつもいただく」
(今度は足をもぎ取る)
リューネ「あ、足まで!?」
ゼンガー「キョウスケッ!!」
アクセル「……コックピットを潰す。それで終わりだ」
エクセレン「あ、ああ……あ……!」
(何らかの感覚を察知するエクセレン)
エクセレン「!!」
「く、来る!!」
リューネ「え!?」
(アインストアイゼン出現)
アクセル「何っ!?」
(アインストアイゼンの攻撃を受けるソウルゲイン)
アクセル「うぐっ……! アルト……アイゼンだと!?」
カチーナ「あ、あいつらは!?」
クスハ「ま、まさか!!」
龍虎王「……!!」
クスハ「ま、まだ来るの!? 龍虎王!?」
(ブザー音)
ヴィンデル「何事だ!?」
リー「ほ、本艦周辺……いや、基地全域に転移反応が!!」
ヴィンデル「!!」
(アインストの増援出現)
アクセル「何だ、こいつらは!?」
レモン「ア、アインストシリーズ……! どうしてここに!?」
エクセレン(キョ、キョウスケを助けに……来た……!?)
(攻撃を仕掛けるアインスト達)
リー「ア、アインストがこちらに攻撃を!!」
ヴィンデル「ええい、迎撃だ! 迎撃せよ!!」
(アインストの攻撃を受けるシロガネ)
ヴィンデル「う、うぬっ!! 化け物共めが!!」
リー「ヴィンデル大佐!
この区域だけではありません、周辺にも無数のアインストが!」
ヴィンデル「何だと!?」
メキボス「……やれやれ、こんな展開は聞いてねえぜ」
ヴィガジ「ま、まずい! これではこちらも……!!」
メキボス「落ち着け、ヴィガジ。まだチャンスはある。宇宙で
態勢を立て直せばいいんだ」
ヴィガジ「そ、そうだな……。
だが、何と言ってウェンドロ様に報告すべきか……」
メキボス「俺がやっといてやる。
ま、あんな連中が出てきたんじゃしょうがねえさ」
ヴィガジ「す、すまん」
メキボス「この基地ももう役には立たん……撤退するか」
「だが、その前に奴らの母艦の一隻や二隻、
沈めておかんと気が済まんな」
バン「……ならば、私の艦を沈めるがいい……!」
メキボス「!?」
(バンに加速と気合が掛かる)
メキボス「まだ生きてやがったのか!?」
(インスペクター達に迫るライノセラス)
ヴィガジ「死に損ないが! こいつをくらえ!」
(ガルガウの攻撃を受けるライノセラス)
バン「ぬうううっ!! まだだ! まだ沈んではならん!!」
ユウキ「た、大佐!!」
バン「ユウキ少尉、リルカーラ少尉……! お前達はハガネと共に行け!」
「行ってインスペクターを打ち倒すのだ!!」
カーラ「!!」
リューネ「バ、バン大佐!!」
バン「リューネ嬢……息災でな」
リューネ「ま、待って!!」
バン「若者達よ、生き延びよ! 生き延びて、我らの母星を守れ!」
(更に接近するライノセラス)
バン「ノイエDCに……いや、若き戦士達に!」
「栄光あれぇぇぇぇっ!!」
(ライノセラスが大爆発する)
リューネ「バ、バン大佐ぁぁぁっ!!」
メキボス「ぐっ……! ヴィガジ、大丈夫か?」
ヴィガジ「あ、ああ……! 野蛮人め、味な真似を……!!」
メキボス「今時流行らねえんだよな、ああいうのは」
テツヤ「あ、あの爆発でまだ平気なのか!?」
ダイテツ「テツヤ、何をしている! バンの死を無駄にする気か!」
テツヤ「!!」
ダイテツ「生き延びるために撃て! バスターキャノンを!!」
「撃って活路を切り開けッ!!」
テツヤ「りょ、了解!!」
(グレイターキンへバスターキャノンを撃つが、回避される)
メキボス「万策尽きたな! 終わりにしてやるぜ!」
テツヤ「今だ! 重力ブレーキ解除!!」
メキボス「!?」
テツヤ「Eフィールド、展開!!」
ツグミ「は、はいっ!!」
テツヤ「全機、本艦に続いて離脱せよ!!」
(撤退するハガネ)
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