<インターミッション・ブリーフィングルーム>
これ以前の会話は省略。
レーツェル「……ダイテツ艦長、一つお願いがあるのですが」
ダイテツ「何だ?」
レーツェル「アヤ大尉達の出撃と同じタイミングで……」
「私とゼンガーをテスラ研へ先行させていただきたいのです」
アイビス「え……!?」
クスハ「お、お二人だけで……!?」
レーツェル「ああ。我が友との約束もある。それに……」
ゼンガー「我らはある物を受け取らねばならんのだ」
ダイテツ「それはいったい?」
レーツェル「……ビアン・ゾルダーク博士の遺産です」
リューネ「親父の遺産だって!?」
レーツェル「そう。その名はダブルG……我らの新たなる力だ」
リューネ「ダブルG……?」
アイビス「テスラ研にそんな物があったなんて……知らなかったよ……」
クスハ「わ、私も……」
レーツェル「無理もない。
私もその存在を知ったのは、つい最近のことだからな」
クスハ「じゃあ、レーツェルさんもどんな機体なのか
ご存じないんですか?」
レーツェル「ああ、ダブルGという名と特機タイプであること以外はな」
ゼンガー「故に一刻も早く手に入れたい。それに、我らが先に出向けば、
ハガネとヒリュウ改の突破口も開ける」
ダイテツ「……良かろう。テスラ研への先行を許可する。
ただし、事は慎重にな」
ゼンガー「了解」
レーツェル「では、アイビス……我らは一足先に友の所へ
向かわせていただく」
アイビス「はい。あたし達も出来るだけ早くテスラ研に行きます」
ダイテツ「よし……各員、直ちに持ち場へつけ。
定刻となり次第、我らは伊豆を発つ」
□Back□