+第32話・消えた白騎士+


<戦闘終了・全機撤退後>

(グルンガスト零式登場)

ゼンガー「…一足遅かったか…。 不覚……!」
      「…だが、よくぞ決断した。キョウスケ」
      「かつての部下…いや、今も俺のことを隊長と呼ぶお前達に…」
      「少しは報いてやらねばな」




<アフターミッション・クロガネ艦橋>

エルザム「…戻ったか、ゼンガー。どうだった?」

ゼンガー「…ハガネとヒリュウ改は戦力を失っている…」

エルザム「ならば、Rシリーズが?」

ゼンガー「それもあるが、エクセレン・ブロウニング……敵の手に落ちた」

エルザム「…そうか。ならば、エアロゲイターの目的…総帥の予想どおりかも知れんな」

ゼンガー「………」

エルザム「どうした?」

ゼンガー「…俺は…お前のように冷静にはなれん」
      「部下を救えなかった己の不甲斐なさに腹が立つ…!」

エルザム「…お前らしいな。だが、今の我々は表立って行動を取るわけにはいかん」
      「故に、我々にしか出来ぬことを成し遂げるしかない」

ゼンガー「…これからどうするのだ?」

エルザム「我がクロガネはこのまま小笠原諸島沖に沈底し…」
      「ハガネとヒリュウ改の動きを見守る」

ゼンガー「エルザム、俺は……」

エルザム「わかっている。だが、物事には順序というものがある」

ゼンガー「………」

エルザム「心配するな。失われた戦力は取り戻すさ…我々の手でな」
      「だから、これからも力を貸してもらうぞ…我が友よ」

ゼンガー「…承知…」




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