<ヴァルシオン(シャイン機)HP30%↓>
シャイン「あ…ああ………」
ライ「シャイン王女!」
アードラー「な、何じゃと!? あやつら、ゲイム・システムを破壊しおった!?」
キョウスケ「とったぞ…! シャイン王女を救出するんだ」
シャイン「……う、うう…」
アードラー「ぐぐ…大切な実験道具を! ええ、貴様らに奪われるくらいなら、このワシが!」
リリー「…これ以上、あの男に非道な真似をさせるわけにはいきません!」
「主砲、発射用意! 目標、アードラーのライノセラス!」
アードラー「何じゃと!?」
(砲撃を食らうアードラー艦)
キョウスケ「何だ? 仲間割れ…?」
アードラー「き、貴様…!!」
リリー「今の内です! ライディース様、レオナ…王女を助けなさい!」
ライ「!! リリー中佐…!?」
(ヴァルシオン回収)
キョウスケ「よし、シャイン王女の回収は終了した」
イルム「ふう〜やれやれ。あのライノセラスが隙を作ってくれたおかげだな」
レオナ「リリー中佐、あなたは…!」
リリー「…気にすることはありません。これは…総司令から私に与えられた使命…」
ライ「父から…!?」
アードラー「使命じゃと!? うぬぬ! 最初からそのつもりでワシの下に来おったのか!!」
「許せん! 裏切り者は死ねぇい!!」
リリー「!!」
(砲撃を喰らい、撃沈するリリー艦)
リリー「…ううっ! 総員に退艦命令を……!!」
アードラー「フヒヒ…愚かな女め。ワシに逆らったのが運の尽きじゃ!」
「ビアンやマイヤーと共に地獄で己の無能さを呪えい!!」
リリー「…ありがとう…」
アードラー「む? あの女、何を? 死を目前に血迷いおったか」
リリー「最後まで見守ってくれたことを…感謝します……」
「ゼンガー=ゾンボルト。後はあなたに…託します……」
アードラー「な……ッ!?」
リリー(ああ…マイヤー様……)
(今、お傍に…………参ります………)
(リリー艦爆発)
レオナ「リリー中佐…!!」
ライ「くっ……!」
(グルンガスト零式出現)
ゼンガー「………」
ブリット「ゼンガー隊長!?」
イルム「チッ、ややこしい時に! こうなったら…!」
キョウスケ「イルム中尉! 様子がおかしい…待ってくれ」
アードラー「どこで油を売っておった! ゼンガー!」
ゼンガー「………」
キョウスケ「…ゼンガー。助けられたんじゃないのか? …お前は、それを見殺しに…」
ゼンガー「言うな、キョウスケ…!」
キョウスケ「!?」
ゼンガー「時には…誇り高き戦士の魂…その最期を見届けねばならんことも…ある…」
アードラー「当然じゃ。裏切り者に明日はない」
ゼンガー「………」
アードラー「遅れてきたことは不問にしてやる。貴様の零式でハガネとヒリュウを沈めるのじゃ!」
ゼンガー「黙れ…! 裏切り者に明日はない…それは貴様とて同じこと…!」
アードラー「!?」
ゼンガー「俺は今こそ使命を果たす!」
アードラー「使命じゃと?」
ゼンガー「そう! 我が使命とは異星人に対抗しうる戦力を見出し、鍛え上げること!」
ブリット「!! やっぱり、隊長は…!」
エクセレン「もう、回りくどいわねえ。だけど…時は来たみたいね」
キョウスケ「器用に立ち回れる男ではない。…それはおれ達も同じだ」
ゼンガー「そして、アードラー…お前達のように本来の目的を見失い、私欲に走るDC残党を倒すこと!」
「そのために俺は裏切り者の汚名を受け、数多くの同胞の犠牲を乗り越えて、ここまで来た!」
アードラー「フン…貴様など所詮はビアンやマイヤーの亡霊に過ぎんわ」
ゼンガー「黙れ!!」
アードラー「!」
(零式、味方カラーに)
ゼンガー「そして、聞け! アードラー・コッホ!!」
「我が名はゼンガー! ゼンガー・ゾンボルト!! 悪を断つ剣なり!!」
「大義を失ったDCは…今日この地で、零式斬艦刀によって潰えるのだッ!!」
アードラー「な、な、何を…!」
「ぼ、亡霊風情が調子に乗りおって!! 死ぬのはお前の方じゃ!!」
ゼンガー「笑止!! 貴様の地獄への旅路は………」
「我がグルンガスト零式が案内つかまつるッ!!」
キョウスケ「…ゼンガー…いや、ゼンガー隊長…」
ゼンガー「キョウスケ、…フフ…俺を隊長と呼ぶか」
キョウスケ「………」
ゼンガー「…俺の今までの行いを、許せとは言わん」
「今はただ、眼前の敵を斬り捨てるのみ!!」
キョウスケ「了解…!」
アードラー「小賢しいわ! まとめて叩き潰してくれる!!」
※シャイン救出〜リリーの最期となる前半のシーンも個人的に印象深いので、敢えて削らずに載せてみました。
<全敵機撃破>
(前略)
キョウスケ「ゼンガー隊長…」
ゼンガー「キョウスケ、クレイドルの責任者ソフィア・ネート博士は…」
「地球人同士の戦闘を良しとせず、純粋に人類の未来を案じている人物だ」
「アードラー達が死んだとなれば、お前達に敵対することはあるまい」
キョウスケ「隊長がそう言うのなら、信じるが…しかし…」
ブリット「隊長…。自分は隊長にお願いがあります。隊長の力を自分達に貸して下さい」
ゼンガー「…俺はお前達と共に行くことは出来ん」
カチーナ「なんでさ!? あんたの目的はわかった。DCとも決着が付いたじゃないさ!」
ライ「王女も無事保護する事が出来た。…俺はとやかく言うつもりはない」
リュウセイ「そうだぜ! ただ裏切ったわけじゃないんだろ?」
ゼンガー「使命のためとは言え、俺が今まで犯してきた罪は重すぎる。
…今さら連邦に戻ることは出来ん」
ブリット「しかし!」
ゼンガー「さらばだ。お互い命があればまた会うこともあるだろう…」
キョウスケ「隊長」
ゼンガー「俺がお前に教える事はもう何もない」
「いや、初めからなかったのかもしれん。お前の信じる道を行け」
「立ちふさがるものは全て撃ち貫いて、だ」
キョウスケ「………」
(零式撤退)
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