<敵4ターン目>
(グルンガスト零式&リリー隊出現)
ジーベル「む? あの部隊は…!」
C軍艦長「リリー中佐、降下完了しました」
リリー「ここは本艦で食い止めます。
ゼンガー少佐とジーベル少佐は、アースクレイドルへ向かいなさい」
ジーベル(あの女…! 手柄を独り占めする気か…!?)
ゼンガー「いえ、敵の足止めは自分が引き受けます」
「リリー中佐こそ、ここから離脱を」
リリー「あなた一人で…!? 死ぬ気ですか!?」
ゼンガー「己の使命を全うするまで、死ぬつもりはありません」
ジーベル「…奴らは俺の獲物だ。こちらも撤退する気はない」
リリー「…わかりました…。あなた達の武運を祈ります…」
(リリー隊撤退)
ジーベル「ゼンガー……貴様などに、手柄は渡さんぞ」
ゼンガー「好きにするがいい」
ジーベル「フン。口では何とでも言えるがな」
ゼンガー「手柄などに興味はない。ただし…自分の命は自分で守れ」
ジーベル「それはこちらの台詞だ」
エクセレン「ねえ、キョウスケ。あれってやっぱり…」
キョウスケ「ああ…間違いない」
ゼンガー(今のDCに、我が命をかける価値はないかも知れんが…俺は俺の宿命に従うのみ)
「ハガネ、そしてヒリュウ改の戦士達に告ぐ!」
「我が名はゼンガー・ゾンボルト! 悪を断つ剣なり!!」
「ここを通らんとする者は、何人であろうとも、零式斬艦刀で一刀両断にしてくれる!!」
リュウセイ「な…何だ、あいつ!? バカデカい剣を持ちやがって…。グルンガストの新型か!?」
イルム「いや、あれは剣撃戦闘能力を特化させた試作型…」
レオナ「コロニー統合軍のエース、ゼンガー・ゾンボルト少佐のグルンガスト零式よ」
マサキ「! ゼンガーって…」
エクセレン「そう、私達ATXチームの元ボスよ」
リオ「あ、あの人が!?」
エクセレン「久々の再会…ってとこね。たった一人で私達を止めようだなんて相変わらずみたいねえ」
ブリット「ゼンガー隊長! 自分達が戦わなければならない理由はもうないはずです!」
ゼンガー「ブルックリン…戦士たる者、ひとたび戦場に身を置けば…」
「眼前の敵を倒すことに専心しろと教えたはずだ!!」
ブリット「しかし、自分達の共通の敵はエアロゲイターのはずです!! 今こそ力を合わせて…」
ゼンガー「問答無用ッ! 己の信ずる道があるならば、己の力で押し通ってみせろ!!」
ブリット「!!」
エクセレン「…ブリット君。ああなったら、ボスはテコでも動かないのわかってるでしょ?」
ブリット「で、でも!」
キョウスケ「そこまでだ、ブリット。ゼンガー・ゾンボルトとの決着はおれがこの手でつける」
ゼンガー「いい度胸だ。来い、キョウスケ・ナンブ!!」
キョウスケ「ゼンガー、勝負だ…!」
<ブリットが零式を撃破した場合>
ブリット「隊長! 自分が進むべき道は示しました!」
「自分は隊長を殺すつもりはありません! 自分達と共に異星人と戦って下さい!!」
ゼンガー「…俺にはまだ果たさねばならん使命がある」
ブリット「使命!?」
ゼンガー「ブルックリン! 俺達に相応しい舞台…ジュネーブで待っているぞ!!」
ブリット「隊長!!」
(零式爆発/撤退)
<キョウスケが零式を撃破した場合>
ゼンガー「くっ…! この零式を撃ち貫くか、キョウスケ!」
キョウスケ「…決着をつける…! そう言ったぞ、ゼンガー!」
(ここから先は零式HP50%↓と共通)
ゼンガー「…また一段と腕を上げたな。…そうだ。そうでなければ、見込んだ意味がない」
キョウスケ「状況がそうさせただけだ。…自分が育てたなどと、思い上がるな…!」
ゼンガー「…お前のような男が、連邦郡の上層部にもう数人いれば…」
「いや、言うまい。俺は立ち塞がるだけだ…!」
キョウスケ「倒されることを望むなら…ここで幕引きをする、ゼンガー…!」
ゼンガー「その宣告は受けてやれん…! 俺達に相応しい舞台…ジュネーブで待っているぞ!!」
(零式爆発/撤退)
<アフターミッション・アースクレイドル>
一般兵「…ゼンガー少佐、グルンガスト零式の修理が完了しました」
ゼンガー「ご苦労」
一般兵「…このアースクレイドルでなければ、完全な修理は無理でした」
「一体何者なのです? 零式に、あそこまでのダメージを与えるとは…」
ゼンガー「…俺の元部下達だ」
一般兵「………」
ゼンガー「では、後の調整は俺がやる。下がって休んでくれ」
一般兵「はっ」
ゼンガー(…キョウスケ達はジュネーブに向かっている…)
(…となれば、ここが戦場になることはあるまい。いや、してはならん)
ソフィア「…やはり、あなた方は無意味な戦いを止めるつもりはないようですね」
ゼンガー「あなたは…ここの管理者の…」
ソフィア「ええ、ソフィア・ネートです」
ゼンガー「ご心配なく、ネート博士。このアースクレイドルは戦場になりません」
ソフィア「え…?」
ゼンガー「しばらくは騒々しいかも知れませんが…それも決着までの間だけです」
ソフィア「…異星人によって人類は滅びの時を迎えようとしているのに…」
「何故、地球人同士で争わなければならないのです?」
ゼンガー「………」
ソフィア「…我々は人類が未来へ生き延びるための手段を模索し、その結果…」
「このアースクレイドルでの眠りの道を選びました」
「アードラー・コッホ博士が提唱する地球圏の武力統一や支配…
それが何の意味を持ちましょう」
「ですから…」
ゼンガー「…ソフィア・ネート博士。…自分には、果たさなければならない使命があります」
ソフィア「使命?」
ゼンガー「あなた方のように、自分が信じる道へ行き着くため…」
「人類がこの戦いで生き残るために…果たさなければならない使命です」
ソフィア「…それは、人類同士で争うための言い訳に過ぎないのでは?」
ゼンガー「そうかも知れません。…ですが、我が使命…今はご理解頂かなくとも結構」
「仮にこのアースクレイドルが戦場になるようなことがあれば…
自分は命を賭けて守り抜いてみせます」
「それもまた、自分に課せられた使命なのです」
ソフィア「………」
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