<アフターミッション・C統合軍旗艦マハト>
リリー「! このマハトから降りると?」
ゼンガー「はい。手薄となったエルピス…。ジーベルだけでは守れぬかと」
リリー「少佐のグルンガスト零式は、ジュネーブ降下作戦の中核に組み込まれています。それを…」
マイヤー「…よい、リリー」
リリー「し、しかし…総司令」
マイヤー「ゼンガーよ…。ヒリュウ改がエルピスに現れると思っておるのだな?」
ゼンガー「確実に」
リリー「まさか…。たった1艦で我々の本拠地へ乗り込んで来るなど…」
ゼンガー「それどころか、自分の部下はこの主力艦隊にも突撃をしかねません」
リリー「…軍人として無能なのでは?」
ゼンガー「いえ。キョウスケ・ナンブはいかなる状況でも勝機を見出そうとする男です」
「1%でも可能性があれば、そこに全額を賭ける男なのです」
マイヤー「フフフ…。随分と買っているようだな?」
ゼンガー「故にATXチームへ引き入れました。そして、総司令が望まれる人材に育ちつつあるかと」
マイヤー「ならば、果たすべき任務はわかっておるな?」
ゼンガー「は。必ずやあの男とヒリュウ改を総司令の御前に…」
(ゼンガー退出)
マイヤー(フッ、これでよい。残されたコロニーの民は、ミッドクリッドが導くであろう)
リリー「総司令…。やはり、ヒリュウ改を?」
マイヤー「うむ。彼らが間に合わなければ…私とビアンで世界を支配するまでだ」
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